パリ・コレクションとは年2回、フランスのパリで開かれる服飾ブランドの新作発表会である。
概要
パリコレクションとは、フランスのパリで服飾ブランドが各自で行う新作発表会の総称。
春夏コレクションと秋冬コレクションの年二回開催されている。またメンズのラインナップ披露もほぼ同時期。
その歴史は長く、会場には顧客や世界中のバイヤー、報道機関、ジャーナリストが招待されるが
人気デザイナーのショーともなると世界的著名人や上級顧客のVIPが招待されるため
一般の消費者がフラッと会場に見に行くのは難しい。
パリコレクションは大きく分けて
「パリ・プレタポルテ・コレクション」と「パリ・オートクチュール・コレクション」の二つに分類される。
扱う服の性質と開催期間、歴史や規模などに違いがありパリコレの起源は後者にある。
どちらの形式でも、芸術性が高まったデザインであるばかりに服の概念を逸脱した
一般常識では測りしれないネタのようなコレクションが披露されることもあり、見た人をしばしば悩ませる。
パリ・オートクチュール・コレクション
「パリ・オートクチュール・コレクション」は秋冬コレクションが一月、春夏コレクションが七月に披露される。
1910年頃から開催されるようになり、一点物高級仕立て服を扱っている。
オートクチュール(フランス語:haute couture)とは服及び、その製作業者を表す。
ブランドの主力デザイナーが手がけたものをコレクションで披露して
限られた顧客からの注文を受けつけた後、その人の体に合うよう仕立てて販売するシステム。
服は生地選びから縫製まで、おおよその工程がアトリエの細かな手作業で行われるため非常に値が張る。
顧客よりもデザイナーの考えが多大に反映され、また製作に多く予算をかけられる事から
既製服や通常のオーダーメイド服よりも社会的地位が高く芸術的色彩が濃いものが多いとされる。
現在オートクチュールを名乗るには、業者がパリ高級衣装店組合(シャンブル・サンディカ)に
様々な規定を満たして加盟する必要がある。
また、これをクリアした加盟店はメゾン(maison)と呼ばれる。
その他の有資格業者は上記のサンディカによる正式招待メンバーか、フランス国外の加盟メンバーの二種類のみ。
最盛期の頃と比べると全体数は減少傾向にあり、
ごく一部のメゾン以外は赤字だと言われているが(というかほとんどの会社で赤字らしい)
オートクチュールを展開することによってブランド全体のイメージを向上できるメリットがある。
パリ・プレタポルテ・コレクション
「パリ・プレタポルテ・コレクション」はいわゆる五大コレクション(パリ・ミラノ・ロンドン・NY・東京)の一つであり、
それらのなかでも世界最大規模の高級既製服展示会(プレタポルテ・コレクション)である。
三月に秋冬コレクション、十月に春夏コレクションが二週間程度の期間中にショーなどの形式で発表される。
1960年代から開催されるようになり、フランス内外の社会構造の変化に伴い
プレタポルテ(フランス語:pret-a-porter)とは卸売から大量発注を受けて小売りされる高級既成服のこと。
オートクチュールのデザイナーが手がけてデザイン性や高級感をもたせ、通常の既製服との差別化を図ることで
高価とはいえオートクチュールほどの価格ではない点から広い客層を狙って成功した。
最近はプレタポルテのみを扱い、オートクチュールを展開しない方が主流だが
現在でも双方のラインナップを展開する業者はごく少数存在する。
ほぼコレ
ほぼコレとは、「ロンドンハーツ」主催のファッションショーであり
パリコレ出場者曰く「ほぼコレのがすごい!」というほど金がかかっている
「ドッキリ」
である。
青木さやかがパリコレオーディションに落ちたため、企画された。
出場者は、すでにパリコレに出場した参加者ばかりで、その中に青木さやかである。
ロンドンブーツの敦が、服のデザインを考え「ふんどし」などを着せられた。
関連動画
関連項目(主にウィキペディアへの外部リンク)
- 3
- 0pt