ふんどしとは、
この記事では「1.」について説明します。
概要
祭り等で男たちが着けているイメージが強いが、江戸時代まではごく一般的に普及されていた下着・仕事着であった。
旧日本軍の軍人が着用することで残ってはいたものの、明治維新や戦後になるとパンツやショーツが普及し(ふんどしが軍国主義の象徴として排除された説もある)、常用下着としては使われなくなり、祭り等のユニフォームと化していった。
パンツやショーツ等のゴムの締め付けの解消による血行改善やリラックス効果があることから見直されている上、近年では女性用のふんどしも販売されるようになってきている。実店舗においてあることは少ないが、ネット通販で普通に手に入れることができる。
2月14日はふんどしの日!
2が「ふん」、14が「どし」の語呂合わせから、日本ふんどし協会は2月14日を「ふんどしの日」と制定。2011年12月に日本記念日協会に認定され、正式に登録された。
しかし、全くと言っていいほど浸透していないことを日本ふんどし協会の公式Twitterがツイート。これをきっかけに浸透していくことを願うばかりである。
代表的な種類
- 六尺ふんどし
- 六尺(約1.8m)の布を腰に巻き付ける。尻の辺りの布をねじるため、Tバック状態である。わりと着脱が面倒。褌の基本形とされる。前方はハイレグ状態で後方はTバック状態の為、女性が着用しても良く似合う。
- 越中ふんどし
- 長めの布の端に紐をつけた形状。紐を腰に結び、布を股にくぐらせて身につける。前垂れが特徴的。桃太郎電鉄シリーズの貧乏神が着けているのがこのタイプ。クラシックパンツ(三越)、パンドルショーツ(女性用)、T字帯(医療・介護用)などのバリエーションがある。医療・介護用になるのは、寝たきりでも着脱可、腰を曲げなくても着脱可、という特徴による。前垂れが長すぎるとズボンと相性が悪いので洋装の際は注意。
- もっこふんどし
- 短めの布の両端に紐をつけた形状。形状はひもパンだと思えば間違いない。フルバックタイプやTバックタイプがある。水泳の際のインナーとしても使われ、黒猫ふんどしと呼ばれる。着脱が楽で通気性も良く、洋装にも合う。腰痛持ちやふんどし初心者にお勧め。
- 締め込み
- 博多祇園山笠のアレ。主に祭祀用の為、日常的に使用するには全く向かない。
- まわし
- 相撲で使うアレ。「廻し」とも書く。形はTバック型。ぎゅうぎゅうに締めるので、一人では締められない。大相撲で使われる取りまわしは「締め込み」とも呼ばれるが、勿論山笠用とは材質からして違う。絹製でウン百万円とか。土俵入りに使われる化粧まわしに至ってはウン千万円オーダーも珍しくない。しかも洗濯しない。大相撲でも幕下や関取が稽古で使う泥まわし、それとアマチュア選手のは帆布製で、これまた日常の使用には向かない。アマチュア選手向けの物は通販で売っているので入手はそれほど大変ではない。何故かヤフオクで使用済みの汚いのが時たま出品されていることがある。新品が買える値段で落札されていることが多いが、どういう層の人が何を目的にして落としているのかは謎である。
ふんどしを着用しているキャラクター
- 石川五ェ門(ルパン三世)
- 男塾の塾生(魁!!男塾)
- きくり(地獄少女)
- ギップル(魔法陣グルグル)
- 橙次(NINKU -忍空-)
- ドルフィン刑事(こちら葛飾区亀有公園前派出所)
- 花山薫(グラップラー刃牙)
- ふんどし太郎(ボボボーボ・ボーボボ)
関連動画
関連静画
関連項目
関連リンク
- 一般社団法人日本ふんどし協会公式サイト
- 日本ふんどし協会公式Twitter
- 日本ふんどし協会公式Facebook
- 中川ケイジ日本ふんどし協会会長のInstagram
- 中川ケイジ日本ふんどし協会会長のnote
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