概要
人口は224万人(2010年)で都市圏人口は1200万人弱である。ニューヨーク、ロンドン、東京などと並び有数の世界都市である。日本の姉妹都市として京都市、東京都があげられる。
美しい町並みの象徴的存在であり、フランス文化の中心地でもある。パリを舞台にした作品にはベルサイユのばらが有名である。パリの出身者・居住者は男性がパリジャン(Parisien)、女性がパリジェンヌ(Parisienne)と呼ばれる。
外国人観光客に人気の都市で、ロンドンを凌ぎ世界で最も多くの観光客が訪れる都市である。主な観光地としてエッフェル塔や凱旋門が特に有名だろう。またルーヴル美術館、オルセー美術館をはじめとする多くの美術館や音楽、演劇、バレエなどが鑑賞できる「芸術の都」である。
日本からは成田空港からシャルル・ド・ゴール国際空港までの直行便の本数が多く、関西国際空港からも1日1便直行便が出ている。
パリはフランスの高速鉄道TGVが発着する一大交通ターミナルとしての顔もある。特に、パリ北駅の乗降客数は年間で1億9千万人と、欧州最大であるのみならず日本国外の駅としても最大の乗降客数を誇る巨大駅である(参考までに、世界一と言われている新宿駅は年間12億6600万人(2011年度)であり、規模が近い駅としては年間1億8500万人が利用している町田駅があげられる。)
パリが抱えている問題点として治安の悪化がある。特に移民の多い地域での悪化は顕著である。国際化、多民族化が進めば進むほどこうした治安悪化が深刻であり、現地の住人との軋轢は日増しにひどくなる一方である。
そのため、フランスではマリーヌ・ル・ペン率いるフランス国民戦線が猛烈な勢いで勢力を伸ばしている。
国民戦線は移民の制限と貿易保護主義、死刑復活などを政策としており、日本の国籍法を支持している他、側近に妻が日本人の人がいる、靖国神社参拝を支持するなど意外に親日的な所もあり、移民の制限でもフランスの分化を尊重、保護する移民は拒まないなど超強硬な全方位排外主義でもないようだ。
日本人にとって憧れの地であるパリだが、実際に留学や仕事で移住したところ、思い描いていたイメージと現実の違いに落胆しショックを受けてしまう「パリ症候群」なる用語がある。
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関連項目
建造物/施設/名所など
イベント/出来事など
パリを舞台とした作品
小説
漫画
楽曲
アニメーション
ゲーム
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