ヒゲはなんて下手なんだとは、ラストストーリーのプレゼンテーションで飛び出した坂口博信の迷言名言である。
概要
年の瀬も迫った2010年12月27日、任天堂と組んで作ったミストウォーカーの最新作「ラストストーリー」の紹介プレゼンテーションがディレクター・坂口博信の手によって行われた。
このプレゼンテーションは、坂口自身の手によってWiiを操作しラストストーリーをプレイしながら紹介していくというもので、ゲームの紹介という意味において(及びヒゲとその愉快な仲間たちのネタ的な意味において)評価の高いプレゼンである。
このプレゼンテーションにおいて、このゲームの重要な戦闘システムである「ギャザリング」の紹介で、その言葉は生まれた。
これは「ギャザリング」 の有効性を紹介するため、あえてギャザリングを切って戦闘を行い、ピンチになったときの坂口の発言である。
すいません、また最初からやります。次は「ギャザリング」を使って。まあ普通に戦う感じですね。
なかなかこういったプレゼンで死ぬとですね、 ユーザーの方から「ああ、ヒゲはなんて下手なんだ」と言われるので、今日はなるべく死なないように…。
この発言が流れたとき、Ustreamなどの視聴者からは「ヒゲはなんて下手なんだw」といったコメントがTwitterなどで大量で流れたのは言うまでもない。
「Xbox 360 Briefing 2007」におけるロストオデッセイのプレゼンで実際に死んでしまったことが元ネタと思われる。
このプレゼンは、以下のような歴史的意義を持っている。
- 「ヒゲ」という愛称の完全な公式化
- もともと「ヒゲ」という愛称はファンの間で呼ばれていたものだが、最近はTwitterのプロフィールに「ヒゲおやじ」と記載されていることなどから半公認状態となっていた。そしてこのような公式のプレゼンで言ってしまったことにより、完全にヒゲ公認の愛称となったとみなすことができる。
- ヒゲの迷言の数々
- もともとFF4開発室の「しよか…」やFF12製作時の「ものすごく松野の事を愛してまして」など迷言が多い氏であるが、今回もそこら辺はしっかりカバー。
・「私が当初からぜひやりたかったんですけど、裸に!」「もちろん裸プレイ可能です!」(着せ替えの紹介において。「私的には良い出来」とのこと。ちなみにマリオクラブのテストプレイでも裸が流行ったとのこと)
・「僕と松本さんが二人(植松と藤坂)をボコボコにする感じに…」→松本「YES!」→植松勝利(4人でのマルチプレイ対決) - ・「マジかよw」(まさかの岩田社長乱入でずっこけながらの発言)
…とまあネタにも事欠かないプレゼンであった。
また、後日公式ホームページで公開されたデモンストレーション動画でも自分のプレイを同様に評しており、「ヒゲはなんて説明が上手いんだ」と言われるようになりたいということも言っていた。
関連動画
関連商品
関連項目
- 坂口博信
- ラストストーリー
- ミストウォーカー
- 任天堂
- 植松伸夫 - このゲームのコンポーザー。今回、坂口とついに破局しかけたとか…。プレゼン中のマルチプレイ対決でまさかの大勝利を遂げる。
- 藤坂公彦 - アートデザイナー
- 松本卓也 - 制作担当。ヒゲとはブルードラゴン以来の長い付き合い。マルチプレイ対決ではヒゲと1・2フィニッシュになると思われていたがノビヨにまさかの敗退。
- 岩田聡 - 任天堂の社長。プレゼンに乱入し生で「社長が訊く」を始める。
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