マグマックスとは、日本物産(ニチブツ)が製作した、横スクロールSTGである。
概要
自機である「可変メカ・マグマックス」を操り、
ステージの最後に待ち構える「怪奇メカ・バビロン」を倒すのが目的。
マグマックスはプレイヤーが操る自機である「本体」と、
「上半身」「下半身」「波動ガン(銃)」の各パーツで構成されている。
本体は道中にこれでもかというくらい頻繁に落ちている各パーツに触れる事で、
合体してパワーアップできる。
上半身と合体すると更に赤い「波動ガン」が持てるようになり、
通常では破壊する事の出来ない敵も倒せるようになる。
下半身と合体すると移動速度が増すが当たり判定も大きく増す、特に地下では必死。
合体中にダメージをくらうと各パーツが先に破壊され、本体のみの状態で攻撃をくらうと一機失う。
合体中に一撃で葬られることは稀なので、パーツが破壊されても新しいパーツを拾うことで延命できる。
コースはクウォータービューの地上面とサイドビューの地下面の2種類がある。
地上では地表の敵しか攻撃できない代わりに自機の当たり判定も地表部分のみと小さい。
だが地下に比べパワーアップの恩恵が少なく、
特に波動ガンを持ってない状態で本体と頭部から射出される弾は何の役に立ってるか不明。
上半身と下半身のパーツはただの延命装置だと割り切った方がいい。
波動ガンは螺旋状のビームを構成するが攻撃判定は先端のみにしかなく、
当てようとすると当たらない事が多い。
空中を飛ぶ敵が出現せず、敵の攻撃も地表を這うものが主なので、
地下に比べると派手さは無いが安全といえる。
地下では各パーツが真正面に攻撃を繰り出し攻撃範囲が拡大する。
波動ガンは貫通力のある火の玉を撃ち出す。
攻撃に派手さが加わり爽快感が得られる代わりに当たり判定も見たままの大きさになり、
格段に被弾しやすくなる。
さらに地下にはニチブツ特有のいやらしい動きをする敵が大量に出現する上に、
水流や海底火山など地上には無い破壊不可能な障害物も存在する。
各パーツが剥がされ裸単騎になっても敵の攻撃が止む事は無いので、
死にたくなければ素直に地上に逃げよう。
地上⇔地下の行き来はマンホールのようなもので行うが、各パーツほど頻繁にはなく、
ある程度の戦略性が必要。
初心者なら地上、漢なら地下を突っ走ろう。
ステージは草原(地下洞窟)→砂漠(地下洞窟)→海(海底)→機械都市(都市地下)
とシームレスで続き、機械都市のあとは草原に戻りループする。
砂漠と機械都市の最後ではボス「バビロン」が待ち構えている。
AC版とFC版の違い
- AC版ではボス「バビロン」の形状が地上と地下で違う、FC版の姿はAC版の地下での姿である。
AC版では「バビロン」が出現してもスクロールが止まる事はなく、そのまま戦闘が続行される。
(ナムコ「ゼビウス」のアンドアジェネシスを想像して貰えると有り難い) - AC版ではステージごとに違うBGM(地上4曲、地下3曲、草原地下と海底は同じ曲)が用意されていて、
ステージが進むごとにBGMが変わるが、FC版では地上と地下それぞれ1曲のみで、
地下ステージに至ってはAC版のネームエントリーのBGMを使っていて、名曲だが無駄に陽気である。
効果音はFC版の方が重い印象。 - AC版の地上面での最大の特徴であるラスタースクロールを使った遠近法がFC版では採用されていない。
(これは同社「セクロス」も同様) - 難易度はAC版の1周目がFC版の2周目に相当する。
関連動画
FC版
AC版
関連項目
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