メロコアとは、メロディック・ハードコアの略称。ロックのジャンルのひとつであるパンクロックのサブジャンルであるハードコアパンクのサブジャンルである。
が、どこからがメロコアなのかといった線引きは非常に曖昧で、「ポップパンク」などとの違いは非常に説明が難しい。
メロコア扱いされるのを嫌うバンドも多いので使う際は注意しなければならない。
また、ポップであるがゆえに「どこがパンクだ」という批判をする人間も少なくない。
概要
Bad ReligionやNOFX等が先達とされ、アメリカを中心に90年代から00年代初頭まで大流行した。
パンクから派生したハードコアパンクの暴力的なイメージからの脱却が、ジャンル形成の大きな要因とされることもある。
音楽的な特徴としては、ブリッジミュートを多用したギターサウンドと、性急なビートがあげられる。ストリートのスケボー文化と親和性が高く、「スケーターパンク」と呼ばれるジャンルと被る部分も多い。
代表的なバンド
流行が去り音楽性を変化させていくバンドも多いが、頑なにスタイルを守るバンドも決して少なくない。
日本におけるメロコア
日本においては、Hi-Standardが90年代末にいち早くそのスタイルを取り入れ、アメリカでツアーを行うなどインディーズながら大成功を収め、AIR-JAMの開催でピークを迎える。当時は英語詞で歌うバンドが大半であった。
その後00年代に入ると、メロコアスタイルでありながら日本語詞で歌うモンゴル800が大ヒットを飛ばす。後を追うように日本語詞のメロコアバンドが増え、学生時代の淡い恋心や感情をストレートに歌うそのスタイルは「青春パンク」と呼ばれる独自シーンを形成していく。
現在でも、音楽的にもとっつき易く演奏もしやすいということで根強い人気がある。
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