世界シリーズとは、西尾維新によるライトノベル/ミステリー小説のシリーズである。
概要
講談社ノべルス・講談社BOXピースで刊行されている。西尾維新作品のうちでは比較的ミステリ要素が強い。既刊は『きみとぼくの壊れた世界』『不気味で素朴な囲われた世界』『きみとぼくが壊した世界』『不気味で素朴な囲われたきみとぼくの壊れた世界』の4冊。
戯言シリーズが、小説や漫画、映画など、西尾維新の好むものを入れ込んで作り上げた作品だとするならば、世界シリーズは、それをミステリーに限って行った作品だといえるだろう。新本格などのミステリーを好んで読んでいたという西尾維新らしく、作品では過去のミステリーを題材とした、さまざまな話題が取り上げられている。
たとえば、フーダニットに関係しての後記クィーン問題や、パズラーとスリラーにおける物ごとに対する視点の違いなどだ。さまざまに出てくる蘊蓄の中には解決へのヒントや、ミスリードもあるし、もしくは作品背景に対する皮肉のようなものも存在する。
いかにも難しい作品のように見えてくるが、しかしながら別にミステリーのためのミステリーというわけでもないので、普段それらのジャンルを読まない人であっても全然大丈夫な作品でもある。
名言
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講談社ノベルス版
講談社BOXピース版
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関連項目
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