仕掛人とは、
- 池波正太郎の小説『仕掛人・藤枝梅安』および『闇の狩人』に登場する闇の稼業の一つ。
- 1.の『仕掛人・藤枝梅安』が原作のテレビドラマ『必殺仕掛人』や時代劇スペシャル『仕掛人・藤枝梅安』シリーズ、映画『仕掛人梅安』。
- どっきりを仕掛ける人や会社の創業者、商品をヒットさせた人などという意味(○○の仕掛け人)。
- 料理動画投稿者 → 仕掛人(動画投稿者)
本稿では主に1.の『仕掛人・藤枝梅安』(および派生作品)の「仕掛人」について説明する。
概要
簡単に言えば、「この世に生きていては仕方がない、生かしておいても人のためにはならない人間」を金で殺す稼業を生業としている人達のこと。
組織のトップに「蔓(元締)」と呼ばれる人がおり、起り(頼み人)から仕事を受けた蔓の指示の下に
情報収集役が下調べを十分にした上で、殺し担当が標的を殺すというのが「仕掛」の主なシステム。
なお、『仕掛人』世界に登場する蔓は一人ではない。最も有名なのは香具師の元締である白子屋菊右衛門や
音羽の半右衛門(音羽屋半右衛門)だが、仕掛人は元締以外からも仕事を請け負うことがある。
もし、その依頼に嘘があったり、私欲で仕掛人を利用しようとしている人間がいる場合は、「仕掛料(お金)」を突き返した上で起りを殺す場合もある。
しかし、いくら生かしておいても仕方がない悪党が相手とはいえ、金で人を殺すというのは正業ではない。よって仕掛人は悪党だけではなく、場合によっては火付盗賊改方も相手にすることがある。また、同業者同士の抗争もある。
一回あたりの仕掛料は数十両から数百両と、他の裏稼業(仕置人とか仕事人とか)と比べるとかなり高い。
なお、俳優の緒形拳に似た鍼医者と同じく俳優の林与一に似た浪人が悪党を仕掛ける際には、
マカロニウエスタン調の曲が流れるが、その曲は我々にしか聞こえないらしい。
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