「何で子供なんて作ったんだよ!?」とはアニメ『School Days』における主人公、伊藤誠のセリフである。
概要
アニメ最終話である『スクールデイズ』において、誠とダブルヒロインである世界との電話の会話で、誠が世界に発したあまりに冷酷で自分勝手なセリフ。最終話序盤、世界は誠の帰宅が遅いため誠にケータイでコールし、料理が完成しているからすぐに帰宅するよう注意する。一方誠は道端で偶然遭遇した言葉とデート中であり、それが発覚しないよう、どうしても外せない用事が出来たと世界に嘘を付く。ところが世界は『女の勘』が働いたのか、今までの誠の行動と電話での会話の内容から言葉と会っていると推測し、言葉と一緒にいるのかと尋ねる。その直後、誠が世界に対して逆ギレし、「何で子供なんて作ったんだよ！？」と怒声を浴びせた。
Q.「何で子供なんて作ったんだよ！？」
A.誠が好き勝手やり、お互いが同意の上で行為に及んだから。
上記のような解答が容易に思い浮かぶことだろう。以下は、誠のセリフの引用。
「何で子供なんて作ったんだよ！？」
「何でみんなの前であんなこと言ったんだよ！？」
「いきなり子供なんて言われたって、俺どうしたらいいかわかんないよ！」
「もういいから帰ってくれ！彼女ヅラして家に居座らないでくれよ！！」
それ以降のセリフも冷酷且つ身勝手なものが目立つ。「彼女ヅラ」という発言は、この時点での誠は世界との関係を解消し言葉と寄りを戻したいと考えているため出てきたものである。元々誠は言葉が好きで、世界は２人が結ばれるのを応援するかのような立ち回りをしておきながら、後に誠を誘惑した事実もあるのだが、それを踏まえてもこれらの発言はあまりに身勝手であると言わざるを得ないだろう。「何でみんなの前であんなこと言ったんだよ！？」という発言は、この少し前に関係解消を申し出た誠に対し世界が衆人環視の中で妊娠をカミングアウトしたことを指している。後の展開から世界の妊娠は想像妊娠であったと判明するのだが、これが本当に妊娠したと思い込んでいたのか、関係解消を拒否するために既成事実としてでっち上げたものなのかは不明である。
補足だが、これまでに誠は複数の同級生の女性と性的な関係を築いていた。
余談
- 自業自得ともいえる誠が憤ることについては理解し難く、多くの視聴者からも怒りを買うことになった。お互いが同意の上で行為に及び、それにより妊娠してしまった世界を突き放し、言葉に擦り寄っていく様はまさに『クズ』の一言に尽きるだろう。（世界の妊娠は想像妊娠という結果になるのだが。）
- 世界に対してはアニメ第1話から誠を誘惑していたので、視聴者から同情される声は極めて少ない。むしろ、非難の声が上がることだろう。誠が下劣過ぎるということもあってか、世界の下劣さがやや霞んで見えてしまっている。(結果的に、世界の誘惑行為が誠の下劣さを際立たせているという見方もできる。)
- 第11話において、誠は自宅を訪れた加藤乙女に対して、「世界のことなら俺のせいじゃないよ！」と言い放ち、乙女を幻滅させている。
- 誠はこれまでの言動から、性行為をした結果のリスクなどを認知していない可能性があり、一部視聴者から「性知識が不足しているのではないか」という声が上がっている。
- このシーンの後、誠は世界に対して中絶を要求している。
- なお、このセリフはアニオリのものである。ゲーム版においてはいくつかのルートで世界が妊娠する展開自体は存在するものの、想像妊娠であったり、妊娠を理由に関係継続を迫ったりする展開は無い。
関連チャンネル
関連項目
- School Days
- 伊藤誠
- 西園寺世界
- 桂言葉
- 加藤乙女
- 中に誰もいませんよ
- 誠死ね
- クリスマス
- 12月25日 - 当セリフが生まれた日（アニメの中の時間軸においてだが）。また、アニメ版では誠と世界の命日とされ、当記事の初版作成日でもある。
- 20
- 0pt
