概要
世紀末な世の中に似合わないシルクハットとタキシードに身を包んだ指揮官トウダの元、ケンシロウ抹殺のために送り込まれた列車砲。名前の通りただの列車砲であり、「お前のような拳法があるか」と言う突っ込みを各方面から受けたのは言うまでもない。
「南斗に所属する列車砲」としての呼ばれ方だと考えると、やや苦しいとはいえ納得いかなくもない・・・か?
もし本当に南斗聖拳の一派だとすると、南斗聖拳は名乗った者勝ちと推測せざるを得ない。
威力と戦果
実在した列車砲と同様の巨大な大砲を備えているため破壊力は抜群。一発で地面を相当量吹き飛ばしていた威力描写から、単発の威力だけで言えばそれこそ拳王様の拳をも上回るだろう。
実際、味方アニメオリジナルキャラクターであるジェニファーは爆風に巻き込まれて死亡している。
ただし大砲が一門しかなく、そのくせ次弾装填までの時間が長いという致命的な欠点を持ち合わせている。
当然ながらこんなものが世紀末救世主かつ主人公のケンシロウに通用するはずもなく、カスリ傷すら負わせられないまま列車砲に飛び乗られてしまいあっけない最期を迎えてしまった。
尚、実際の列車砲の運用には複線の使用や大多数の人員(数百人から数千人単位)が必要であるが、劇中では確認できるだけでも、単線でせいぜい20数名ほどのKING兵で運用されていた。
また、数十kmの長々射程が特徴である列車砲であるが、その反面近すぎる目標は当然ながら狙うことは出来ない。
しかし劇中では視認可能な距離にいるケンシロウを狙っており、なおかつその近辺に着弾させるという離れ業を成し遂げている。
まあ世紀末なので細かいことを気にしたら負けである。
列車砲の名称「ジョーカー・バルコム」に関して
南斗列車砲の正式名称は「ジョーカー・バルコム」と言う。
この名称ははシンの組織KINGに南斗翔天拳の使い手「ジョーカー」と将軍「バルコム」がいることから両者の名前を取ったのではと思われがちだが、作中の描写から察するにそうではないようだ。
ジョーカー自身が南斗列車砲を見た際
「これが嘗てジョーカー・バルコムと呼ばれた南斗列車砲・・・!」
と発言しており、このことからジョーカーがKINGに加入する以前からの名称であることがわかり、少なくともジョーカーの名を頂戴したわけではないと推測される。
ただしそれ以上の情報はなく、作中でジョーカー・バルコムと命名された経緯に関しては明らかにされていない。
関連動画
関連項目
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