吸血鬼ゴケミドロとは、1968年8月14日に公開された映画である。松竹制作の怪奇特撮映画第1弾として制作された。
概要
監督は佐藤肇、脚本は高久進と小林久三、キャストは吉田輝雄、佐藤友美、北村英三など。
人類滅亡を題材とした特撮映画。緊迫した人間関係とペシミスティックな雰囲気から、40年以上経った今でもファンが多い。
映画監督のクエンティン・タランティーノはこの映画の大ファンとして知られてる。彼が監督した映画「キル・ビル」ではこの映画のオマージュ(夕焼けのような赤い空)が登場する。
ゴケミドロ
空飛ぶ円盤(UFO)に乗って地球にやってきたスライム状の宇宙生物。人類より高い知能を持ち、他の生物に寄生する。血液を常食としている。人間に寄生しているときは生存者を襲い、血を吸う。その場面はさながら吸血鬼と言える。
名前の由来は京都にある西芳寺の別名「苔寺」と「深泥池」の造語と言われているが、「ゴ」はゴルゴタの丘から、「ケミ」はケミカル、「ドロ」はアンドロイドからとられたとも言われているため、由来ははっきりしていない。
あらすじ
羽田空港を離陸した飛行機が寺岡というテロリストにハイジャックされる。しかし、謎の火の玉と遭遇したことにより見知らぬ山中に不時着する。
奇跡的に寺岡も含めた10人が生き残るが、寺岡は銃で他の生存者たちを脅して逃走する。逃走した先で、寺岡はオレンジ色のUFOに遭遇。近づいていくと、彼の頭が二つに割れてその中にゴケミドロが入った。寺岡はゴケミドロに寄生されたのだ。
吸血鬼となった寺岡は生存者に襲い掛かる。生き残った9人の運命は如何に・・・
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