季とは、以下のことを表す。
人名
漢字として
季
- Unicode
- U+5B57
- JIS X 0213
- 1-27-90
- 部首
- 子部
- 画数
- 8画
- 意味
- 末っ子、4人兄弟の末っ子、弟、ある期間の末、季節、季節の末の月、1年のある時期、若い、劣位の、という意味がある。
- 〔説文解字・巻十四〕には「少(わか)きの偁なり」とある。
- 字形
- 禾+子の会意。甲骨文では商の祖神の名として使われている。解釈には穀物の精霊とする説(赤塚忠)、稲魂を頭につけて穀霊に扮して祈り舞う子とする説(白川静)、幼子が喜ばしい穀物のように増える意とする説(〔疑疑〕)などがある。
- 末の意味は仮借で周に入ってからの用法。季節の意味は、春夏秋冬の最後の月を季ということからの転義。
- 〔説文〕には「子に從ひ、稚の省に從ふ。稚、亦た聲」と、稚の省略形を声符とする形声とある。しかし甲骨文、金文のときすでに禾+子の字形である。
- 音訓
- 音読みはキ(漢音、呉音)、訓読みは、すえ。
- 規格・区分
- 常用漢字で、小学校4年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。
- 声符
- 季を声符とする漢字には、悸、痵などがある。
- 語彙
- 季夏・季刊・季月・季語・季候・季子・季秋・季春・季女・季節・季題・季冬・季父・季母
異体字
- 𡥞は、〔康熙字典〕に季の古文とある字。〔字彙補〕には孛の古文とある。
- 𡦠は、〔玉篇〕にある古文。
- 𩐄は、〔字彙補〕にある古文。
- 𩐖は、〔字義総略〕にある古文。
- 𧇯は、〔漢語大辞典・異体字表〕にある異体字。
関連項目
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