形状記憶メンタルとは、ある程度以上の激しいダメージでメンタルが変形しても、短時間で元の形状に回復する強靭なメンタル、もしくはそのメンタルの持ち主のことを指す。
概要
メンタルには個人差があり、些細なことで傷ついてしまう豆腐のようなメンタルもあれば、滅多なことでは傷つかない鋼のような強靭なメンタルも存在する。その中でも硬度の高いメンタルを持ち、かつダメージを受けてもすぐさま元の形状を回復する性質を持つものを形状記憶合金になぞらえ、形状記憶メンタルと呼ぶ。ここでは形状記憶メンタルの持ち主の代表例として、『咲-Saki-』及び『咲-Saki-阿知賀編 episode of side-A』の登場人物である花田煌(通称すばら先輩)について記述する。
花田煌にこのようなメンタルの性質が確認されたのは高校在学時のことである。彼女が高校2年の時、所属する新道寺女子高校麻雀部ではインターハイ出場メンバーの選考をしていた。今までのインターハイでは、新道寺女子はエースを先鋒に据える作戦を続けていたが他校のエースに打ち負けるということを繰り返しており、このような苦い経験から今回のインターハイでは「先鋒を捨て、次鋒以降に強い選手を並べて打ち勝つ」といういわゆる捨て駒作戦を打ち立てた。その際すばら先輩の特性である「絶対に飛ばない」ということを利用し、花田煌を先鋒とした。花田煌当人は選考基準・オーダーの真意については知らされておらず、レギュラーに選ばれたことを純粋に喜んでいた。
しかし、とある日に意図せず彼女は作戦の真意を知ることになる。実力で選ばれたわけではなく、ただ自身の「飛んだことがない」という特性のみによって選ばれたこと、そして捨て駒として扱われているということ…。それはすばらくない!
普通のメンタルならばここでショックを受け、泣く、怒る、茫然自失となる…反応は様々であろうが、メンタルが歪む、崩れる、場合によっては壊れてしまうこともあるだろう。しかし作戦の真意を知ってなお彼女の口から出てきた言葉は「嬉しいことです。私には誰かに必要とされる力がある。それはエースになれる力じゃないけれど “必要とされている”そんなすばらなことはない」「捨て駒、まかされました!」である。そのメンタル、すばらです!超すばらです!
なお、対義語として「豆腐メンタル」「赤土晴絵(通称:レジェンド)」が挙げられる。
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関連項目
対義語
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