概要
おそらく名前を聞いた事は無くとも一度は見た事のある人の多い場所。と言うのも、地震等で水戸の映像が映る際に存在感を発揮する、ニコニコでは「納豆タワー」として知られる「シンボルタワー」(アートタワー)があるのがここなのだ。
水戸市制定100周年を記念して1990年に開館し、地域の文化活動の拠点として様々な企画が行われている。
東日本大震災では建物やパイプオルガンが破損する被害を受け、シンボルタワーの展望室に取り残された観客が非常階段で避難する事態になった。5月より復旧工事が始まり順次各施設の事業再開が行われたが、工事の全完了は翌年の3月となった。
主な施設
「音楽」「演劇」「美術」の三部門を担う施設を中心とし、これらの共通の玄関口となる「エントランスホール」内の教会建築を思わせる吹き抜けのホールにはパイプオルガンが設置されており、週末には無料のコンサートが開かれている。
宙吊りの岩に水が噴出される噴水「カスケード」が目を引く「広場」は憩いの場所として開放されており、野外コンサートやフリーマーケットと言ったイベントの会場としても使用されている。尚、この「カスケード」、プール等では無いのだが暑くなると入ってしまう人が出る為に衛生を考慮し塩素消毒をした所、余計にプールみたいになってしまったらしい。本来は入ってはいけない。
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前述の「シンボルタワー」は内部に入る事ができ、ガラス張りのエレベーターで内部構造を見る事が出来る。最上部は展望室になっている。
「シンボルタワー」と「カスケード」は共に季節やイベントに合わせたライトアップも行われている。
この他、ミュージアムショップやレストランにコーヒーショップに加え独立した会議場が設けられている。
中心施設
- コンサートホールATM
- 620~680席のコンサートホールで、六角形の形状をしている。ホールの形式はアリーナ形式となっている。クラシック音楽の演奏に適した設計で、専属楽団「水戸室内管弦楽団(MCO)」による定期演奏会も行われている。
- ACM劇場
- 300~580席の劇場で、十二角形の形状をしている。舞台と客席の配置は可変で、「基本タイプ」「能舞台タイプ」「落語タイプ」など上演内容に応じた使い方が可能。専属劇団「劇団ACM」による舞台出演も行われている。
- 現代美術ギャラリー
- 白を基調としたシンプルでモダンなギャラリー。大きさや光の入り方の異なる9つの展示室とワークショップからなる。
アクセス
- 所在地
- 〒310-0063
茨城県水戸市五軒町1-6-8 (⇒Googleマップピンで見る) - 公共交通機関
- JR常磐線他及び鹿島臨海鉄道大洗鹿島線「水戸駅」北口のバスターミナルの4~6番乗り場より最寄りのバス停「泉町1丁目」まで約10分。そこから徒歩で約2分。大通りからやや外れた場所にあり、シンボルタワーが良い目印になるが周囲に比較的大きい建物が多く案外目立たないので注意。
- 自家用車
- 常磐自動車道「水戸IC」もしくは「水戸北スマートIC」より市街地方面へ進み15分前後。
「水戸市営五軒町地下駐車場」(有料)の駐車台数は軽自動車専用44台分を含め217台。
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関連項目
関連リンク
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