洵とは、ゲーム「ヴァルキリープロファイル」の登場人物である。
概要
「神宮流」を名乗る我流の二刀流剣術を使う侍。
盲目となってしまった双子の妹・阿衣の目を治す方法を探すため各地を放浪している。
本作では蘇芳と合わせて2人しかいない侍キャラの一人。イケメン。
ストーリー
阿衣の目を治す手段を探していた洵はある日、魔鏡窟と呼ばれる洞窟に住まう鬼が持つ「魂玉石」が万病に効くという噂を聞き、それを頼りについに魔鏡窟へとたどり着き鬼と対峙する。
鬼は「自分が死んで妹が生き永らえるのと、妹が死ぬまでお前がそばにいてやるのでは、どちらが妹にとって幸せなのだ?」「この世に十が千になる話は存在せぬ」と、洵の強欲さと愚かさを説き、洵の命と魂玉石を引き換えにする取引を持ち掛ける。
当然というべきか洵はその取引を拒否し、鬼に斬りかかる。しかしこれによって己の欲に飲み込まれた洵自身が鬼へと変貌してしまう。
その後は鬼として魔鏡窟を訪れる人間から眼を奪い続けていたところをヴァルキリーに発見され、彼女の刃を受けて倒される。鬼の心から解放された洵はヴァルキリーによって真実を知らされる。
洵は阿衣に対して兄弟愛を超えた歪んだ愛情を抱いていた。双子は魂を共有し互いに影響しあう存在。阿衣の目から光を奪っていたのは他ならぬ洵自身の盲目的な想いだったのである。
魔鏡窟とは「己の心」を映し出す魔窟。洵の前に姿を現した鬼は洵自身の心の迷いが生み出したものであり、鬼からの問いかけも全ては自身による自問自答に過ぎなかった。だが、阿衣に対する想いから洵はそれすらも見失ってしまい、ついには自らが鬼と化してしまったのだ。
全てを知った洵は阿衣のために自らの命をヴァルキリーに捧げエインフェリアとなる。これにより阿衣の目は治ったが、同時に阿衣は兄が死んだことを悟る。例え目が見えなくとも、兄が傍にいてくれることが何よりの望みだった彼女にとっては辛い結末となった。
戦闘面
通常技
洵の通常技は
の3つ。
「孤影斬」を放った後はスキル「ダーク」と同じく相手のガード率を下げることができる。
洵は攻撃時に非常に素早く、かつ大きく動くため、攻撃のタイミングをうまくずらさないとコンボを決められない。
特に3つめの「双円斬」はリーチが短い上にダウン状態の敵にも当たりにくく、単独ではうまくヒット数を稼ぐのが難しい。そのため通常技の使い勝手は総じて今一つである。
決め技
しかし、その通常技の微妙さを補う性能を持つのが決め技の「千光刃」である。
この技のヒット数は15。これはブラムス、ラウリィに次いで本作第3位のヒット数である。ヒット数を稼げれば後続の仲間の決め技の威力を底上げできるため、その点では重宝される存在。
ところがこの技、決め技ゲージの増加量が少ないという欠点を抱えている。1発当たりの増加量は2、全て当たっても30までしか溜まらない。必然的に決め技連携の一番最初に持ってくる必要が出てくるわけだが、決め技入力のタイミングが遅れれば最初に放ってもゲージが100まで溜まらずコンボに失敗するという事態が起こり得る。
そのため扱いにくいと見るプレイヤーも少なくない。
そのままでは。
洵の真価は「天叢雲の剣」と「コンボ・ジュエル」を装備させることで発揮される。
まずは「天叢雲の剣」(剣と名前が付いているが分類は倭刀であり、侍専用装備)。この刀はATKは低めだが、決め技のCT(チャージターン)を1つ下げる効果がある。
洵の千光刃のCTは2。通常であれば1ターンおきでないと決め技を使えない。しかし「天叢雲の剣」を装備させると毎ターン決め技を使用することが可能になる。
他のキャラでこの状態を生み出すには「フェアリィ・リング」を装備させるか、戦闘中に紫炎石を稼ぐ必要があるが、洵の場合はそれが不要。装飾品の枠を一つ節約することができる。火力不足はコンボ用と割り切れば気にしなくてもいい。
ちなみに同じ効果を持つ刀に「轟招雷の剣」、「天駆鳳の剣」があるが、「天叢雲の剣」が最もATKが高い。ただ、高いと言っても終盤ではどの道火力不足なので道具生成のマテリアルパワーを節約したい場合は下位種の「天駆鳳の剣」でも良い。
そして更に重要なのがもう一つの「コンボ・ジュエル」。これは決め技ゲージの増加量を1ヒットにつき2増やすアクセサリーである。
これを装備すれば通常の千光刃に加え更に1ヒットごとに2ずつゲージが溜まるため、通常の倍の60まで決め技ゲージを溜められる。これで後続に繋ぐのも難しくなくなってくる。
これらの装備を駆使すればヒット数要員としては文句ない性能を発揮してくれる。ヒット数重視型のパーティを組むならば洵を入れて損はないだろう。
ちなみに敵1体に対しての最大ヒット数記録を出すには欠かせない存在の一人である。
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関連項目
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