盲目(blindness)とは、目が見えない状態のこと。また理性をなくし正常な判断ができなくなることも盲目と言う。
誤解されがちだが、視覚障害のある人のうち、弱視である人の割合は7割程で全盲の人は意外と少数である。
しかし生活に支障があるのは同じであり、社会的な理解もまだまだ十分とはいえない。特にパソコンやインターネットによる情報の入手は困難を極めるため、アクセシビリティの充実も今後必要不可欠である。
概要
盲目は大きく2つに分けることができる。
1つは一時的な盲目状態であり、過度の疲労や心因性の要因などからしばらくの間視力をなくしてしまう事がある。 ゲームの世界ではステータス異常の一つとして登場する事があり、一時的に武器攻撃の命中率が大きく下がる。中でもファイナルファンタジーシリーズに登場する【もうもく】が有名。
もう1つが恒久的な盲目状態である。先天性の障害であったり、何らかの要因で後天的に視力を失ってしまった状態がこれになる。実社会では重度の視覚障害者であり、周囲の助けや盲導犬による補助などが必要である。
現在、様々な方法で視覚を代用する方法が研究されており、少しづつ実用化されている。
しかしフィクションの世界では必ずしもそうではなく、視覚を失った代わりにその他の感覚器(特に聴覚)が発達し、超人的な能力を身に付けるというのは良くあるパターンになっている。実際の世界でも周囲の介助は必要なものの、音楽等で超人的な才能を発揮する人もいないわけでもない。
萌え属性としてみると目のハイライトを消して描かれることが多く、昔から物語の登場人物に多い事や、一目で分かりかつ大きく見た目が変わらないためか障碍者キャラの代表格の一つとなっている。最近はヤンデレも同じ目の描写をするため間違われやすいのが難点である。あっちとは逆に、「されど心の目はまだ開いておる」のが萌えポイントなのだが…
かつては視覚障害者に対して「めくら」や「座頭」といった言葉が多用されており、それらが差別的であるという配慮から、現在は使用されなくなってきている。ただ古い作品では、現代では差別語であるそれらの言葉も表現の一つであった事もあり、現代に再版するにあたって過剰な表現規制によって表現が修正されて不自然になってしまう事象も見受けられる。
主な盲目キャラクター
- 座頭市
- 川名みさき(ONE ~輝く季節へ~)
- 魚沼宇水(るろうに剣心)
- 黄泉(幽遊白書)
- 東仙要(BLEACH)
- ンドゥール(ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース)
- ジョンガリ・A(ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン)
- シュガー・マウンテン(ジョジョの奇妙な冒険 スティール・ボール・ラン)
- 東方大弥(ジョジョの奇妙な冒険 ジョジョリオン)
- シュウ(北斗の拳)
- 市川(アカギ)
- ナナリー・ランペルージ(コードギアス)
- 成賀凛(トリプル「J」アイドル)
- ナンナ(エルシャダイ)
- 伊良子清玄(シグルイ)
- 土方護(死がふたりを分かつまで)
- 平坂黄泉(未来日記)
- ダークネス(SHADOW SKILL)
- 現夢十郎(獣兵衛忍風帖)
- 左近丸(伊賀の影丸)
- パウル・フォン・オーベルシュタイン(銀河英雄伝説)
- キラル・メキレル(機動武闘伝Gガンダム)
- デアデビル
実在する盲目の著名人
関連動画
関連項目
- 萌え要素・属性の一覧
- 身体障碍
- 隻眼
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