滝川純とは、アニメ『プリティーリズム・オーロラドリーム』、『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』の登場人物である。年齢は『プリティーリズム・オーロラドリーム』時点で24歳。
CV:千葉進歩
概要
芸能事務所「プリティートップ」の社員で、ランドマークプラザにて見出した春音あいらたちのマネジメントを務める、阿世知今日子社長の右腕的存在。
いわゆる少女漫画における主人公を陰ながら支えるイケメンのお兄さんポジションなのだが、意味深な独特の名言(および迷言)で周囲を煙に巻き、シリアスもこなせるのだが言動が明らかにおかしいのでたいていの場合視聴者にはシリアスブレイカーになってしまっている。このため視聴者からはJUNさんと呼ばれて作品のアクセント的存在とみなされている。
こうした彼の言動は高峰みおんにのみ理解されており、みおんが本格的に物語に登場した『プリティーリズム・オーロラドリーム』2クール目以降は通訳ができたこともあり言動がエスカレートしていった。その反面、『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』でPURETTYのへインに「ちょっとわかんないです 」と指摘されたように、それ以外の人物にはちんぷんかんぷんなものとなっている。
ただし、「服の声を聞くんだ! 」、「プリズムジャンプは心の飛躍」といった彼の発言は、「プリパラ」シリーズ、「KING OF PRISM」シリーズ、『キラッとプリ☆チャン』など後々のプリティーシリーズにも引き継がれていった。
『プリティーリズム・オーロラドリーム』の概要
あいら、りずむ、みおんの才能を見出しプリズムスターへと導く『プリティトップ』のイケメンマネージャー。
時には優しく、時には厳しく、深みのある名言(迷言)であいらたちを指導する。
1話にて春音あいら、天宮りずむを見出し、高峰みおんの代役として彼女たちをステージに上げ、以後マネージャーとしてこの3人を支えていった。
社長である阿世知今日子の右腕的存在であるのだが、独自の思惑で動き、「サマークイーンカップ」では今日子まですでに勝ったものだと調子に乗っていた一方で、せれのんへの敗北を一人心のうちで予言。しかしあえて3人を窮地に追い込み、この敗北をばねにして成長を促そうとして、この状況を放任し、以後のMARsの躍進につながっていった。
なお、この時の発言の全文が以下である。
簡単に見つかるオアシスは蜃気楼。
熱せられた砂を掘り、指先の痛みを耐えて見つけた湧き水だからこそ、魂を潤し止まりかけたキャラバンの背中を押した。
やがて君たちは星に導かれ、真のスタァとして漆黒の闇に光を放つことを……俺は約束する。
物語後半では、母親・神崎そなたとの悲劇的な再会でオーロラライジングに固執していく天宮りずむや、オーロラライジングに代わる新たなプリズムジャンプを飛ぼうとする高峰みおんなどを支えていく。この間、阿世知今日子の異父弟であることを明らかにし、異父姉である今日子とは別に、母親であるケイ(CV:沢海陽子)とも連絡を取り、最後の舞台を仕立て上げていく。
やがて「プリズムクイーンカップ」での春音あいらの起こした奇跡を目の当たりにし、ケイと共にオーロラライジングのその先の可能性を見出すと、恋愛感情から自分に付き従おうとする高峰みおんを振り切り、海外へと旅立っていった。
『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』の概要
『プリティーリズム・オーロラドリーム』と『プリティーリズム・ディアマイフューチャー』の間にあっけなく帰国。春音あいらのショーに乱入した上葉みあに可能性を見出し、Prizmmy☆を結成させる。
劇中ではますます言動がエスカレートし、上葉みあが疑問を口にするたびに仮面の紳士「プリズムエース」として登場。みあ以外には正体がバレバレだったのだが、みあには最後まで正体を知られず、憧れの存在として慕われた。
一方で、幻の存在であった「シンフォニアシリーズ」が大会の賞品として表舞台に出てきたことを訝しみ、ケイと連携し事態の究明に努める。ユンス等から情報を集めつつ、怪しげな行動をとるドン・ボンビーへ探りを入れていき、「グレイトフルシンフォニア」に関する阿世知家を取り巻く真実を知ると、阿世知今日子に忠告をするも聞き入れられず、結果「ロードトゥシンフォニア」において最悪の事態を迎えてしまう。
以後も、父親である阿世知欽太郎の野望の成就によって暗雲漂うプリズムショー界で藻掻く阿世知今日子を支え、「グレイトフルシンフォニア」の成功を導く。さらにこの間ケイから、欽太郎に娘である今日子を連れていかれ、寂しさを埋めるために交通事故で両親を失った子供を養子にした、という自分の身の上を明かされる。
この結果、すべての決着がついた後、天宮りずむとヒビキの結婚式で、幼いころからの憧れの存在にすぎなかった阿世知今日子への思いを告白。ついに二人は結ばれることとなった。
余談
- 担当声優である千葉進歩は、『プリティーリズム・レインボーライブ』にて主人公・彩瀬なるの父親である童話作家・彩瀬龍之介を演じたもののこちらはJUNさんほどはじけたキャラクターではなく、『KING OF PRISM -PRIDE the HERO-』のMCタック以降「KING OF PRISM」シリーズでノリノリなプリズムショー実況を務めている。
関連動画
関連項目
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