漁港の肉子ちゃんとは、西加奈子による小説である。2011年8月31日に幻冬舎より発売され、2021年にはコミカライズと映画化も果たした。
概要
漁港で暮らす、あまり似てない母娘にスポットを当てた心温まるコメディ。
登場する港町は東日本大震災前の宮城県石巻市と女川町がモデル。
2021年6月11日に公開されたアニメ映画版は明石家さんまが企画・プロデュースを請け負ったことが話題となった。
あらすじ
明るくて太っていて馬鹿で醜い見須子菊子、通称・肉子ちゃんはダメンズウォーカーな性分がたたり、幾多の苦労のすえ北にある小さな港町に行き着き、自分と同じ名前の幼い娘、通称・キクりんと共にそこで暮らすことを決意する。
それから三年後、11歳となり思春期を迎えたキクりんは、難しい友人関係や変化を迎えようとする身体、不安定な暮らし、そして自らの出生に頭を悩ますこととなる。
主な登場人物
キクりん (CV:Cocomi)
体つきは華奢だがしっかり者の小学生。読書家。独り言が多い。
肉子ちゃん (CV:大竹しのぶ)
キクりんの母親。底抜けに明るいが足りていない。身長151cm体重67.4kgで、マトリョーシカみたいな体型をしている。語呂合わせや漢字の話が好き。関西の下町で生まれ育ったため関西弁を話す。
マリアちゃん (CV:石井いづみ)
フリフリの服を着たキクりんの同級生。キクりんが転校してきたとき真っ先に話しかけてくれた。以降、登下校を共にするなど親友となっていたが……
二宮 (CV:花江夏樹)
時々変な顔をするキクりんの同級生。町の外れにある施設で完成しない模型を作っている。
関連動画
関連リンク
関連項目
- 3
- 0pt