この記事では以下の4つの爆死に付いて解説する。
- 周りが爆発して死ぬこと。爆発に巻き込まれて死ぬこと。
- 自分が爆発して死ぬこと。人体が内部から爆発・破裂して死ぬこと。
- 商業作品の売上が伸びず商業的に失敗したことを意味する比喩表現。
- 2および3より転じて、主にオンラインゲーム・ソーシャルゲームにおいて、イベント上位報酬またはガチャ景品獲得を目指しながらその獲得に失敗したことを意味する比喩表現。
1.の概要
爆発の巻き込まれ方には以下のようにいろいろある。
2.の概要
概要1.と共通する部分もあるが、こちらは主にフィクション作品で見られるもので、現実で目の当たりにすることはほとんどないだろう。
これが起こる要因としては、
- 体内に仕込まれた機械的爆弾が爆発する。
何らかの形で体内に爆弾、それに類するものを埋め込み、爆弾を仕込まれた者の反逆防止あるいはやられたときの保険として外部から起爆させることがポピュラーだが、爆弾を抱えた者が自らの意思で、主に仲間の窮地を救うために起爆するパターンもよくある。また拉致した非戦闘員に爆弾を仕込み、記憶を消して解放し、人が大勢いるような場所で爆発させるというケースもある。(無敵超人ザンボット3) - 「魔力」や「気」といった概念を暴走させて爆発させる。
これは外部からの起爆命令ではなく、術者自身が行うものがほとんどである。代表的なケースとしてはドラゴンクエストシリーズのメガンテ、ドラゴンボールのチャオズ(ナッパ戦時)、セルが挙げられる。
北斗の拳の北斗神拳は秘孔を突くことで血流を異常促進させ、細胞を内部から破壊することでモヒカンたちを悉く爆死させていることから、こちらにあたると言える。
3.の概要
音楽、映画、TVドラマ、舞台演劇、小説、漫画、アニメ、ゲームなどの作品は毎日のように新たなものが出ては消えていくものである。
その中には歴史に残る不朽のベストセラーもあれば、売り上げが乏しいまま終わってしまった作品も多数ある。
爆死とは売り上げが乏しかった作品を揶揄する際に用いられる比喩表現である。
何を以って売り上げが乏しいかを判断するかはこの言葉を使う人それぞれの基準であり、シビア(笑)な人は「ミリオン以下なら爆死(音楽CD・ゲーム)」「千秋楽まで連日満員じゃなければ爆死(映画・ライブツアー・舞台演劇)」「視聴率30%以下なら爆死(TVドラマ・アニメ)」と非常に基準が高かったりもする。
もしあなたがある作品について和やかに語りたい場合は、この言葉は使わないことをお勧めします。
なお、売り上げが乏しい=「爆死」と表現されるに至った経緯は、2005年頃、2ちゃんねるの掲示板『ゲーム業界、ハードウェア@2ch掲示板』にて、ゲームソフトの売上速報を海外の掲示板に書かれるリーク情報から得ることがしばしばあり、そこで集計できないほど少ない売上のソフトに使われていたワード「bomb」から。その煽り的な用法と語呂感の良さから、「爆死」として多方面に普及した。
4.の概要
オンラインゲームおよびソーシャルゲームにおいて開催されるイベントでは、特定順位以上のものにのみ特別な報酬=上位報酬が与えられるケースが多い。しかし、指定順位が存在する以上、上位報酬を目指しながら最終的に指定順位以下で終わってしまう者は必ず現れる。彼らを指して爆死者という。
通常、彼らに起きているのは一般的なゲームでいうところの「脱落」にあたるだろう。しかし、上位報酬を目指す多大なコストを消費しながらそれが結果的に無駄に終わったという物理・精神両面における損害は「脱落」というレベルを大きく逸脱しており、場合によっては人脈すら崩壊する(チームを結成して挑むイベントの場合、爆死後にチーム構成員大量離脱というダブルパンチに発展しやすい)ため、自然と概要2.における「爆死」を連想させることとなった。また、概要3.における「特定の基準以下=爆死」という定義付けも、指定順位以下に終わったものを指す本概要に少なからず影響を与えている。
原則、イベントがある限り大小問わず発生する事象ではあるが、大量発生する要因として以下の3つがある。状況的にこれらに該当する場合、爆死を回避すべく潔く上位報酬争いから撤退するか、通常をはるか超える資金・時間コストの消費を覚悟するかの2択を迫られる。
- 上位報酬が極めて魅力的である場合。
シリーズを代表する人気キャラ・アイテムであったり、理論値上での最強の能力を持つなど需要が高いものが上位に来ると、上位報酬を狙うものが大幅に増える。特に前者の場合、特定キャラクターの支持層内での壮絶なデッドヒートが繰り広げられることとなり、支持層が広いほど大量の爆死者を生むこととなる。最悪の場合、爆死による精神的ショックからファン引退、およびゲームそのものから引退する危険すら孕む。 - 前回のイベントにおける難易度が低かった場合。特にその事実が広く知られているほど危険度が上がる。
これは前回簡単だったなら今回もあわよくば…と上位報酬を狙う層が増えることによるもの。覚悟の決まっていないランナーほど危険なものはなく、「あわよくば」を狙った層はその大半がそのまま爆死者となる。 - イベントの途中で、それまで高価・希少であったポイント獲得用アイテムが格安で売りさばかれた場合。
通常は発生することのないイレギュラーケースである。万一これが発生した場合、先行してポイントを稼いでいた層は既に注ぎ込んだコストを考えて引き下がれず、後追い層もポイント獲得用アイテムに課金するほど引き返せなくなり、結果としてイベント最終日まで、全ての上位報酬を狙うものが血を吐きながら続ける悲しいマラソンを続けるハメになる。
近年では有料コンテンツであるガチャを大量に回したのにも拘らず、狙いの物(アイテム・キャラクター)が入手できなかった場合にも爆死と呼ばれることが増えてきている。
関連動画
関連項目
- 爆発 / 爆弾
- 松永久秀
- 張作霖
- 自爆 / 自爆テロ / メガンテ
- 無敵超人ザンボット3 / 人間爆弾
- 北斗の拳 / 北斗神拳
- ドラゴンボール / チャオズ / セル
- チャージマン研! / ボルガ博士 / バリカンの旧友
- 信者 / アンチ
- レッテル貼り
- オワコン
- ゲハ
- 売上厨 / 売り豚 / やらチル
- プロダクションマッチフェスティバル
- 鬼!悪魔!ちひろ!
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