貴景勝 光信(たかけいしょう みつのぶ)は、常磐山部屋(旧千賀ノ浦部屋)所属の現役大相撲力士である。
概要
常磐山部屋 | |
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貴景勝 光信 | |
基本情報 | |
出身地 | 兵庫県芦屋市 |
本名 | 佐藤貴信 |
生年月日 | 1996年8月5日 |
力士情報 | |
所属歴 | 貴乃花部屋 -千賀ノ浦部屋 -常磐山部屋 |
最高位 | 大関 |
初土俵 | 2014年9月場所 |
大相撲力士テンプレート |
1996年8月5日生まれ、兵庫県芦屋市出身。本名の「貴」の字は、横綱貴乃花から来ている。父親が貴乃花の熱烈なファンであった影響だが、自身も貴乃花のファンとなったため、大相撲へ入門する際も貴乃花部屋を選んだ。貴乃花親方の直弟子からは2人目の関取であり、四股名は上杉景勝に肖っている。決して、女将の景子夫人や、「お兄ちゃん」の本名である花田勝に因んだわけではない。
身長173cmで幕内力士としては決して背が高くはないが、体重は169kgあり、かなり立派なアンコ型である。四つ相撲は取らず、勢いよく突き切るのが自身のスタイルである。
来歴
芦屋に生まれ、小学校は力士としては珍しく私立の学校に通っていた。幼少期は極真空手を習っていたが、全国大会の決勝戦で敗れた際の判定内容に納得がいかなかったことで、判定のある競技に嫌気が差し、相撲に転向した。中学相撲の名門である報徳学園中学校の3年次には中学生横綱のタイトルを獲得し、埼玉栄高校には特待生として進学した。高校時代は全国大会で7冠の栄誉に輝くだけでなく、世界大会で優勝の実績も持っていたが、実力をいかんなく発揮したが故に、一刻も早く大相撲に入りたいという気持ちが強くなったため、アマチュアの大会が全て終わるのを待たずに、高校に通いながら2014年9月場所で初土俵を踏んだ。半年間は高校生と大相撲力士で二足の草鞋を履いて、無事に卒業した。
入門後は序ノ口・序二段で連続優勝を果たし、幕下では2度優勝を逃すが、東幕下9枚目だった2016年3月場所で、3度目にして悲願の幕下優勝を果たし、19歳の若さで十両昇進。四股名は本名の「佐藤」のままで十両を務めた。2017年1月場所で、弱冠20歳で新入幕を果たし、「貴景勝」に改名。2場所目の3月場所では11勝の好成績を挙げて敢闘賞を獲得した。
2018年9月場所後、貴乃花親方が相撲協会を引退したために貴乃花部屋が消滅。10月1日より他の所属力士らと共に千賀ノ浦部屋へ移籍する。
移籍後最初の本場所となった2018年11月場所にて、小結の地位で13勝2敗で初優勝を飾る。関脇となった翌場所以降も2桁勝利を続け、平成最後の2019年3月場所後に大関に昇進した。
しかしながら同年5月場所、御嶽海との取り組みの際に負傷し途中休場。翌場所も休場し大関から陥落してしまう。9月場所で大関に復帰するも、優勝決定戦で御嶽海に敗れる。その後も優勝に手が届かない場所が続いた。
2020年夏に元大関北天佑の娘と婚約したことを発表。11月場所前に婚姻届を出した。
その11月場所では両横綱が初日から、朝乃山と正代の2大関も途中休場するという事態に。幕内最高位として13勝1敗と好成績を上げ、千秋楽に2敗の照ノ富士と対戦。結びの一番では敗れたものの、優勝決定戦では強烈な突き押しで照ノ富士を破り、11場所ぶり2度目、大関としては初めての優勝を手にした。場所後、師匠の名跡変更に伴い、所属している千賀ノ浦部屋は常磐山部屋に改称された。
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