隼とは、「はやぶさ」と読み鳥の名前などに、「じゅん」「しゅん」と読んで人名に使われる。
鳥の隼はハヤブサで、その他の曖昧さ回避ははやぶさの記事にて、この記事では「じゅん」「しゅん」と読む人名を扱う。
- 水谷隼 - 日本卓球選手。北京オリンピック・東京オリンピック日本代表。
- 今井隼 - 日本キーボーディスト・作曲家・編曲家。
- 國村隼 - 日本俳優。
- 赤瀬川隼(しゅん、1931年 - 2015年) - 日本の小説家
- 綾崎隼(しゅん) - 日本の小説家
漢字として
- 意味
- 小形ながらすばやく勇敢な猛鳥、ハヤブサ。日本では隼人(はやひと、はやと)で、古代、九州南部に住んでいた種族のことを指す。
- 隼は〔説文解字〕に鵻の異体字として載っているが、鵻は〔説文・巻四〕に「祝鳩なり。鳥に从(したが)ひ隹聲」とあって意味も読みも隼と異なるため、誤って異体字として載せたとされる。
- 〔詩経・小雅〕の「鴥たる彼の飛隼、其れ飛びて天に戾(いた)る」の〔箋〕に「隼、急疾の鳥なり。飛びて乃ち天に至る」とあって、兵士の勇敢なさまを隼に喩えるとある。
- 字源
- 諸説ある。
- 隹+人で、鳥を人が持っているところとする説、隹+十(細くまとまる)の会意で、細くすらっとした形の鳥からという説、全体で象形とする説などがある。〔説文〕には「隼:鵻、或ひは隹一に从(したが)ふ」とある。
- 音訓
- 音読みはシュン(漢音)、ジュン(呉音)、訓読みは、はやぶさ。
- 規格・区分
- 人名用漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 1951年制定の当初の人名用漢字には含まれていなかったが、1976年にほかの27字とともに人名用漢字になった。
- どうしてもこの字を使いたい元プロ野球選手の中村隼人の両親が裁判を起こし、隼が28字に含まれるきっかけとなったという説がある。
- 声符
- 隼を声符とする漢字には、準、𣯍などがある。
- 語彙
- 隼尾・隼鷹
異体字
関連項目
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- 0pt