頼とは、日本の姓である。
- 頼春水(1746年 – 1816年) - 日本の江戸時代中期から後期にかけての儒学者。頼山陽の父
- 頼山陽(1781年 - 1832年) - 日本の江戸時代後期の歴史家
- 頼惟勤(1922年 - 1999年) - 日本の漢文学者。頼山陽の子孫
- 頼三樹三郎(1825年 - 1859年) - 日本の江戸時代末期の儒学者。頼山陽の子
漢字として
賴
- Unicode
- U+981F
- JIS X 0213
- 1-92-26
- 部首
- 貝部
- 画数
- 16画
- 意味
- 旧字体は賴。
- 利益、たのむ、取る、仇、さいわいに、(懶と通じて)怠惰。日本語では、たのもしい、という意味がある。
- 〔説文解字・巻六〕に「贏(あま)るなり。貝に从(したが)ひ剌聲」と、余剰の利益を得る意味とある。〔方言〕に「賴、讎なり。南楚の外、賴と曰(い)ふ」とある。
- 字形
- 形声。声符は剌。新字体の頼は賴の異体字の一つ。中国の唐の時代の字書である〔干禄字書〕にも載っていて、古くからある字体である。
- 音訓
- 音読みはライ(漢音、呉音)、訓読みは、たよる、たのむ、たのもしい。
- 規格・区分
- 常用漢字である。1946年に当用漢字に採用され、1981年に常用漢字になった。JIS X 0213第一水準。
- JIS X 0208で頼・賴は区点45-74に包摂されていたが、JIS X 0213で賴が分けて追加され、包摂基準の適用対象外となった。
- 声符
- 頼(賴)を声符とする漢字には、𠘝、嬾、懶、瀬(瀨)、獺、癩、籟、䲚などがある。
- 語彙
- 頼子・頼庇
異体字
- 賴は、旧字体で人名用漢字である。2004年に人名用漢字に採用された。JIS X 0213第三水準。
- 顂は、〔康煕字典〕に〔正字通〕を引いて「賴字の譌なり」とある異体字。
- 𩓃は、〔字彙補〕に「古文賴」とある異体字。
- 𧡽は、〔字彙補〕に「賴と同じ」とある異体字。
- 簡体字は赖。
関連項目
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