飛騨山脈とは、いわゆる北アルプスである。
概要
富山県、新潟県、長野県、岐阜県の4県にまたがり、その延長は南北100km以上におよび、本邦山岳では最長の山脈地帯である。日本海に切れ落ちる親不知(海抜0m)から日本第三の高峰奥穂高岳(3190m)と、高低差は非常に大きく、山域ごとに変化に富んだ山行を楽しむことができる。
域内には日本百名山のうち15座が存在し、二百名山ではさらに11座が加わる。いわば日本一の名山密集地である。
立山連峰
日本三名山の1つ立山や、「岩と雪の殿堂」剱岳を擁する山域。室堂へは、立山黒部アルペンルートによって観光客も簡単にアクセスができる。日本海側の気候らしく冬は大雪に閉ざされ、現在日本で唯一氷河が現存することが確認されている。剱沢雪渓も日本で最大の雪渓である。
後立山連峰
立山連峰とは黒部川を挟んで東側に対峙する。北端は親不知であり、日本海に向かって断崖が切れ落ちている。白馬岳や針ノ木岳に代表される大雪渓があるなど、こちらも積雪量が非常に多い。「後立山(うしろたてやま)」という名前は、江戸時代に黒部川流域を支配し山脈の精細な調査を行った加賀藩の、立山の更に向こう側にある山々という解釈から付けられた。
槍・穂高連峰(主稜線)
立山、後立山の稜線は三俣蓮華岳で合流し、最南部の乗鞍岳に至る稜線。登山者憧れの槍ヶ岳、穂高岳といった山々が集う。稜線ですら3000mを超えるエリアがある。
東側には上高地、西側には奥飛騨温泉郷があり、観光や登山を目指す人々が多く集う。
その他の山域
主稜線から上高地を挟んで東側には常念山脈が走り、また西側には笠ヶ岳が独立峰のごとく聳え立つ。
主な山々
立山連峰 |
後立山連峰 |
主稜線 |
常念山脈 |
その他 |
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関連項目
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