- アート&パフォーマンス部門の略。
- アジアパシフィックヨーヨーチャンピオンシップスの略。 →ヨーヨー大会動画リンク
本記事では、1.について解説する。
概要
ワールドヨーヨーコンテストにて、2002年から設立された部門。
そして、2017年現在、ワールドヨーヨーコンテストでのみ行われている。
トリックの難易度よりも、パフォーマンス全体の芸術性が審査される。
「ヨーヨーを用いていれば何をしてもよい」と表現されることが多いが、あくまで主役がヨーヨーであることを忘れてはならない。ヨーヨーのパフォーマンスとは言えない演技は、予選を通過できない。
公式にタイトルが認められる部門で、複数人参加が認められるのは本部門のみ。
当初は、新プレイスタイルの発表や、受け狙いの一発ネタのようなものまで何でもありの部門だったが、2010年代にはプロパフォーマーチームが上位を占めるようになり、名実ともに「アート&パフォーマンス」部門となった。
ルール
演技時間は3分以上4分以内。
予選は、ビデオによる事前審査。決勝進出者はオンラインで発表される。
決勝は、会場での演技となる。この際、予選とほぼ同じ演技でなければならない。
フリースタイル部門より極端に制約が緩い。
まず、ヨーヨー以外の道具の使用が(危険でない限り)認められる。
複数人の参加が認められ、2人目以降はヨーヨーを使用していなくともよい。
照明を消してのプレイが認められる。ただし、最初から全て消すか、全てつけるかのどちらか(過去には照明の操作が認められる大会もあった)。
マイクの使用が、運営への事前申告の上で認められる。
もちろん、1A-5Aでは認められないプレイスタイルであっても審査対象になる。
ヨーヨーのみならず、芸術関係のプロも交えた審査が行われる。
トリックを失敗してもクリッカー減点や特別減点はないが、パフォーマンスとして完成された演技が求められることに留意する必要がある。すなわち、ほぼノーミスで演技することが前提とされる。
審査員は英語や日本語が分かる人ばかりではない。どのような文化からも理解される演技が求められる。
当然ながら、特定の文化や人種、性別、障害者などを侮蔑・差別する演技は禁止である。
受賞者
「グランプリ」「エンターテインメント賞」「アーティスティック賞」「クリエイティブ賞」の4つ。
グランプリは、フリースタイル部門1位に準じた扱いを受け、公式に「世界チャンピオン」を名乗ることができる(ヨーヨーを使用した者のみ)。
グランプリは他の賞と重複する場合がある。また、全ての賞は「該当者なし」の場合がある。
2013年までは、1位~3位までが発表され、それ以下のプレイヤーに順位はつけられない。
主なプレイヤー
- 長谷川貴彦(2002 2005 2011チャンピオン)
- SPINATION(2013-2014チャンピオン)
- SHAQLER(2010 2015チャンピオン)
- BLACK(2007チャンピオン)
- 岩倉玲(2009チャンピオン)
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関連項目
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