ヨーヨー大会動画リンクとは、ヨーヨーの大会動画につけられるタグである。
概要
国際ヨーヨー連盟(IYYF)主催の「ワールドヨーヨーコンテスト」と、各国ヨーヨー協会が主催する大会に分類される。ヨーヨー協会主催の大会は、優勝または上位を取ると、より上位の大会へ予選を飛ばして進めるシード権を得る。
裏を返せば、予選またはワイルドカード枠からならば、下位の大会に出場していなくとも出場が可能である。勝ち進むのは極めて困難だが、いきなり世界大会に出場することもできるのである。
これは、いくつもの大会へ出場するのは、仕事のスケジュールや旅費、ビザの面で困難を伴うプレイヤーが多いためである。
これ以外に、他の大会へのシード権がない、単発の大会が存在する。
このような大会の場合、世界大会へのシード権はない。
これらは独自のコンセプトとルールで行われることも多く、一風変わったプレイが見られる。
分類
1シーズンの4大会全てで優勝することを、グランドスラムという。
ワールド(世界大会)
「ワールドヨーヨーコンテスト」のみ。
前年度優勝者は、決勝へのシード権を得る。
本年度マルチナショナル・ナショナル大会上位者は、少なくとも予選からのシード権を得る。
マルチナショナル(地域大会)
複数の国と地域をまとめた大会。
アジア/オセアニア・北米・南米・欧州の4大会。
前年度優勝者と、本年度ナショナル大会優勝者は、シード権を得る。
本大会上位3名は、世界大会準決勝へのシード権を得る。
ナショナル大会を持たない国の出場者は、10位以内であれば世界大会予選へのシード権を得る。
ナショナル(全国大会)
全国大会。ただし、香港は中国大会とは別にナショナル大会がある。
国家として国際的な承認のない台湾も同様。
優勝者は、マルチナショナル大会決勝へのシード権と、世界大会準決勝へのシード権を得る。
10位以内入賞者は、世界大会予選へのシード権を得る。
リージョナル(地区大会)
国の規模によっては、地区大会が行われることがある。いくつに分けられるかは、国の規模やヨーヨーの競技人口によって異なる。米国は9つ、日本は6つ、ブラジルは3つ。
上位入賞者は、ナショナル大会へのシード権を得る。世界大会シード権はない。
ステート(州大会)
アメリカ合衆国には、州大会が存在する。
上位入賞者は、リージョナル大会へのシード権を得る。世界大会シード権はない。
その他
企業主催の大会や、単発の大会がある。
本戦のリージョナル・ナショナル・マルチナショナル・世界大会へのシード権は、原則としてない。
逆に、それらの上位入賞者にシード権を与えている大会はある。
国内大会と国際大会があり、国際大会は開催国と異なる国のプレイヤーが出場してもよい。
本戦とは採点ルールやプレイ環境が異なる場合が多い。
また、使用ヨーヨーに制限があることもある。
フリースタイル部門ルール
特に記述のない限り、2016年シーズン・世界大会のルールを基準に記載する。
細かいルールは、大会や開催年によって異なる。
演技時間
大会により異なるが、予選1分・準決勝1分30秒-2分・決勝3分。
音楽が始まるまでは、ヨーヨーはストリングが巻き取られた状態で手に持っていなければならない。
ヨーヨーが回転したり、ストリングが伸びている状態での演技開始は認められない。
規定時間に達する前に演技を終了(ストリングを巻き取る)しなければならない。
使用ヨーヨー・パーツ
特に定められていない限り、どのメーカーのどのヨーヨーを使用してもよい。自作も改造も自由。
但し、スポンサーや競技の都合により、使用ヨーヨーや改造に制限が設けられることがある。
パーツの使用も基本的に自由だが、ストリング(ひも)だけは、原則としてヨーヨー専用のものを使うよう求められる。
透明ストリング・ロングストリング・ゴーウエスト(輪になったストリングを使う)など、特殊なプレイスタイルの場合は、ジャッジの許可を得なければならない。
当然ながら、人および会場を傷つけるような改造は認められない。
使用楽曲
著作権管理の都合上、楽曲またはその著作権管理団体が指定されていることがある。
予選・準決勝と決勝で基準が異なることもあるので、注意が必要である。
four-letter wordなど、性的・暴力的な歌詞のある楽曲は認められず、場合によっては競技失格となる。
基準は大会やジャッジにより異なるが、大雑把な基準として「小学生に聞かせられる」ことが求められる。
処理の迅速化のため、規定の方法でCD-Rに焼くことが求められることが多い。
規定を満たしているかどうかだけでなく、どんなCDプレイヤーでも再生できるかを確認する、予備を複数枚用意するなどして、トラブルのないようにしたい(一応、楽曲トラブルの場合はフリースタイルのやり直しが認められる)。
いずれにせよ、最終的な判断はジャッジが行う。
出場する大会のウェブサイトを熟読の上、不安な場合は事前に確認をとること。
採点基準
技術点・表現点の2つの要素で採点される。
技術点は、近年の大会では技術実行点と技術評価点に分けられることがある。
採点例(2015世界大会HPより引用)
項目 | 選手1 | 選手2 | 選手3 | |
ジャッジ Aグループ |
加点クリッカー | 150 | 130 | 100 |
減点クリッカー | 10 | 30 | 10 | |
クリッカー総和 | 140 | 100 | 90 | |
技術実行点 (T.Ex) | 60.0 | 42.9 | 38.6 | |
ジャッジ Bグループ |
技術評価点 (T.Ev) | 20 | 15 | 15 |
表現評価点 (P.Ev) | 20 | 10 | 12 | |
ヨーヨー停止(回数) | 2 | 3 | 1 | |
ヨーヨー交換(回数) | 0 | 1 | 0 | |
追加減点 (A.D.) | -2 | -6 | -1 | |
最終得点 | 98.0 | 61.9 | 64.6 |
以下は、得点要素の内訳である。
技術実行点 (Technical Execution / T.Ex)
各トリックの成功・難易度・リスク・種類を採点する要素。下記の採点方式から、クリッカーの通称がある。
両手に(交通量調査などで使う)数取器を持ち、片方で加点、もう片方で減点を取る。
ジャッジによって得点基準がまちまちになるため、ノーマライズ(標準化)の上、最終的な得点となる。
加点は、各部門の定義を満たすもののみが対象となる。詳しくは各プレイスタイルの記事を参照。
減点は、ヨーヨーの引き戻しのミスやキャッチミス、マウントのミス、ルーピングプレイにおける「ビラ」などに行われる。減点はヨーヨー毎に行われ、ダブルハンドで両方ミスした場合は2つ分減点される。
ヨーヨーの停止・交換には、後述の追加減点が行われる。
技術評価点 (Technical Evaluation / T.Ev)
ヨーヨーの技術に対する総合評価。以下の4項目を基準に採点される
- Cleanness(CLN) ストリングやヨーヨーの動きの綺麗さ
- Variation(VAR) トリックの多彩さや種類のバランス
- Rareness(RAR) トリックや動きの希少性や独自性
- Execution(EXE) トリックのミスの少なさや完成度
表現評価点 (Performance Evaluation / P.Ev)
演技としての表現に対する総合評価。以下の4項目を基準に採点される
- Music Use(MUS) 曲とヨーヨーの調和性、音の合わせ。
- Body Control(BDY) ステージの体の動き、およびマナー。
- Space Use(SPC) ステージや空間の有効利用、およびトリックのみやすさ。
- Showmanship(SHW) ストーリーやテーマ、観客の楽しませ方。
追加減点 (Additional Deduction / A.D.)
クリッカーによる減点とは別に、以下の場合は追加で減点される。
大会一覧
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関連項目
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