DEEEER Simulatorとは、ごく普通の鹿のゲームである。
ごく普通の概要
開発 | NASPAPA GAMES |
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ハード | PC(Steam)、NS、PS4、Xbox |
ジャンル | スローライフ街破壊ゲーム |
発売日 | 2020年1月21日(早期アクセス版) 2021年11月25日(製品版) |
価格 | 早期アクセス版:1,300円 [税込] 製品版(DL版):1,980円 [税込] パッケージ版:3,980円 [税込] |
プレイ人数 | 1人 |
鹿と言う生き物をご存知だろうか。
日本では『万葉集』の和歌に詠まれる程古くから人の生活の身近に存在し、現在でも奈良公園で老若男女問わず人と戯れている姿が目撃されていることから、多くの日本人に親しまれている動物であると世間では認知されていることだろう。
鹿し、それは人の生活に馴染むための擬態であり本来の鹿の生態を知っているのは極わずかな人間に限られている。そんな世の中に警鐘を鳴らすべくNASPAPA GAMES代表の阿部敬介氏により開発されたのがこの『DEEEER Simulator』だ。
神奈川県民の阿部氏が修学旅行で奈良の鹿を見て「絶対強い!」と感銘を受け、大学中退後にたった一人で作り上げたこのゲームは、現在までほとんど一般には知られることのなかった鹿本来の生態がシミュレートされており、プレイヤー自身が鹿になりきることでその生き様をリアルに体感できる素晴らしい内容となっている。2017年7月21日に開発初期の動画をTwitterに投稿した際は多大な反響があり、これがゲーム化の契機となったと阿部氏は術懐している。
鹿し、如何せん一人でゲームを作り上げる労苦は並大抵のものではなく、開発資金はクラウドファンディングで募ることになった。期間は2019年1月29日~3月28日、目標金額は100万円に設定されていた。阿部氏は、一発ネタのようなゲーム性だからものすごいコケそう!と懸念を抱いていたが有鹿者たちの惜しみない協力により開始からわずか一日で目標金額を達成し、最終的に目標金額の8倍以上となる約800万円の資金が集まり無事制作が開始された。
2020年1月21日にSteamで早期アクセス版がリリースされた。思うがままに鹿ライフをエンジョイできる唯一無二の独創性、人・車・建物など何でもぶっ壊せる破壊のカタルシス、世界最高のパンゲー『I am Bread』とのコラボなど、数々のセールスポイントを備えた意欲作として好評を得ている。
鹿し、早期アクセス版故にボリュームに乏しいことは留意しておきたい。また、当然の如くバグも完備している。地形を貫通し別世界に旅立ちゲームオーバーになることも日常茶飯事。正直に言えば好き嫌いが分かれるゲームであるが『Goat Simulator』を楽しめたゲーマーならきっと受け入れてくれることだろう。
フルリリースは2021年内を予定している。着々とアップデートは進んでいるが、新型コロナウイルスの蔓延による開発遅延を懸念する声も見られる。首を長――――くして待つのが有鹿者の嗜みである。
2021年11月25日、製品版リリース。対応ハードはNintendo Switch、PlayStation4、Xbox、PC(Steam)。NS版・PS4版はパッケージ版「鹿フル装備エディション」があり、パッケージ版にはDLC「シカ最終進化パック」が同梱され、パッケージジャケットが「肩幅リバーシブルジャケット」仕様になっている。パッケージ版の初回生産版特典はオリジナルサウンドトラックCDと「のび鹿免許証」。どうしてこうなった。
ごく普通の鹿の能力
- 前脚の蹄でひっかいて攻撃
- 肩を怒らせて二足歩行ダッシュ
- 首を伸ばし頭が刺さった地点にワイヤー移動
- シマウマや魚に乗る
- 車やバイクなどの乗り物に乗り移る
- 角を銃に換装する
- トリガーを引かずに銃を乱射
- 人間に角を生やして鹿にして従える
ごく普通の関連動画
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ごく普通のプレイ動画
ごく普通の関連商品
ごく普通の関連リンク
- ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator | Game(インディーゲーム) | PLAYISM(プレーイズム)公式サイト
- ごく普通の鹿のゲーム (公式) (@DeeeerSimulator) / Twitter
- Steam:ごく普通の鹿のゲーム DEEEER Simulator
- 神奈川県民が作る「首が伸びる鹿」が主人公の“ごく普通の鹿ゲー”『DEEEER Simulator』は9割がTwitterでできているゲームだった【開発者インタビュー】
ごく普通の関連項目
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