Dellとは、会社名、人名。1
DELL, Inc.
1984年創業の多国籍企業。社名は上記にあるように創業者のマイケル・デルの苗字から。
パーソナルコンピュータ(PC)・サーバーおよび関連用品を製造、販売する。最近では他社製周辺機器やら自社ブランドのプリンター(Lexmark社のOEM)やらソフトウェアのライセンスも販売している。在庫を持たず、小売など仲介業者を挟まず直販するのが特徴であり、インターネット販売や企業向けなら企業専門セールスマン経由で販売をしている。
スケールメリットを生かすため、または筐体に合わせる為に電源やマザーボードが独自規格だったりしていざ!って言うときに困ることが多いが、「自作並みに構成の自由度がほしいがいいけどいざとなったら補償もほしい」と思っている層や非常に丁寧なサポートに加えて最大のセールスポイントの安さでシェアを伸ばしてきた。20型~24型ディスプレイ付きでも10万円しないようなセットから、ゲーマー向け高性能高価格製品、はたまた64ビットのブレードサーバーまで何でも来いってかんじである。また、非常にバタ臭い好き嫌いの激しそうな筐体デザインが多かったが、最近がデザインに非常に気を使っている。それでも若干アメリカ!って感じがしてバタ臭いにおいは拭えないが。
多くのメーカーがそうであるように、DELLも業務用のラインアップがあり、サーバーも含めて家庭用よりさらにラインナップは多種多様である。また、業務用は家庭用と比べて業務での使用を考慮して倍以上の耐久性を持ったパーツで作られているらしいく、修理用パーツもごっそり在庫を持っており、なおかつ中堅以上のグレードの製品は翌日訪問修理保障が標準3年(家庭用ラインナップは標準1年)も付くので丈夫でサポートの濃いPCがほしいのであれば選択肢として考慮してもいいのではないだろうか。
しかしつい最近HP(ヒューレット・パッカード)のPC販売シェア一位を掻っ攫われたので、左団扇で他のことやってた創業者のマイケル・デルが現役復帰をして現在HPに対して一転攻勢中である。(しかし、2012年にはlenovo及びAcerにも抜かれてトップ3からも脱落してしまった)
さすがに全世界で相当数販売しているおかげか、Microsoftに対して若干の反論が出来るらしく、業務用PCに限りWindows XP をVistaからダウングレードという形で販売することが半ば黙認されている感じである。
日本法人のデル株式会社は川崎市に所在。コールセンターは宮崎市と中国国内。以前のように片言の中国人がサポートセンターの電話に出ることは少なくなった。
かつては世界1の販売台数を誇ったが、現在(2012年)ではアジア企業の猛進もあり、高品質を謳うHP(さらにアジア向けモデルでは日本製という+点もあり)や低価格のAcer,lenovoに抜かれトップ3からも脱落してしまった。
同じ価格帯のPCで比べるとlenovoのPCは38000円でCorei3のPCが買えるのに大して、DELLは4万3000円(執筆時でのキャンペーン価格で本当の定価は6万なので本当はもっと高い)でAthlonX2のモデルになってしまうので、デルも同じ中国製なわけで、無駄に高いという印象があるのかもしれない。
ウルトラハイエンドモデルであるAlienwareブランドもあるが、デスク向けでは2011年まではいろいろなモデルがあったが、現在ではラインナップも少なくなり、ノートブックでは下位機種で選べるBD-Rドライブが選べなかったり、そもそも同じスペックの自作、BTOと比べても異常に高いといった強気の値段設定もあり、どっちもつかずといった中途半端な戦略もシェアを落とした要因かもしれない。
上場廃止?
なお、日本のテレビ番組を見てると実感出来ないがCNNなど海外の番組で盛んに報じられてる通り創業者の「マイケル・デル」 がすべての株を取得し、非公開企業になることが検討されているとのこと。
一時期の勢いは落ちたとはいえ、世界シェアが高いエイサーやレノボ、ASUSは激安PCでメインで、ミドルレンジクラスPCでは相変わらずライバル社と言えるのはHPだけなので今後どうなるかが注目されるだろう。
なお、過去にHPが中国の会社にPC部門だけ売り渡すという噂が流れたがこれは撤回されている。
また、デルはHPには存在しないスーパーハイエンドモデルであるAlienwareを所有していることから万が一デルが方針転換をしてAlienwareブランドを消滅させることになればメーカー製PCでゲームをまともに出来るPCは存在できなくなってしまうことになる・・・
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