E353系とは、東日本旅客鉄道(JR東日本)が中央本線・篠ノ井線等に投入した特急形車両である。
概要
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中央東線の特急「スーパーあずさ」の運用に就いているE351系(1993年12月23日~)は老朽化が進行していることもあり、2013年9月に「あずさ」の運用に就いているE257系(0番台、2001年12月1日~)とともに2016年度以降に新型車両に置き換えるとの一部報道がされていた。
その後、JR東日本本社では2014年2月4日に「E351系等の置換えのために、本系列量産先行車を製作、2015年夏以降に落成し、性能・環境等の試験運転を実施する」ことを発表。
E351系は、「制御付き自然振り子方式」車体傾斜装置を採用していたが、本系列では近年特急車両採用の多い「空気ばね式車体傾斜方式」車体傾斜装置にすることで、曲線区間におけるE351系と同様の走行性能を可能にするものとする。また、E351系では8両(4M4T)+4両(2M2T)としていたのを、本系列では9両(5M4T)+3両(2M1T)に変更(これに関してはE257系の置き換えも考慮されている模様)。このほか、一部先頭車・グリーン車に動揺防止装置の設置、客室内の出入口に防犯カメラの設置、各座席に電源コンセントの設置、各車両に空気清浄機の設置、AEDを1編成に1台設置する、などとしている。
出場・動向・営業開始
2015年7月25日に、総合車両製作所横浜事業所より本系列(基本:S101編成、付属:S201編成)の甲種輸送が所属元のJR東日本長野支社松本車両センターに向けて実施された(■■
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2015年7月29日、中央本線管内(篠ノ井線-上諏訪/岡谷方面)において本系列初となる公式試運転が実施され(■)、翌8月2日松本車両センターにおいて報道向けに車両公開が実施された(■
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2017年10月26日、JR東日本長野支社より本系列の営業開始日を同年12月23日とすることとし、E351系で運用されているスーパーあずさの一部(下り1・11・23・29号、上り4・18・22・36)を本系列に順次置き換え、2018年3月17日のダイヤ改正を以て
スーパーあずさを本系列に置き換えとなった。JR東日本長野支社では2018年7月1日
より、本系列の導入が順次進んだことからあずさ運用のE257系を一部本系列に置き換えることとなった。
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