中央快速線とは、JR東日本の中央本線（中央東線）のうち、だいたい東京都内辺りで運行している快速電車の運転系統の呼称である。
概要
東京駅から高尾駅・大月駅までの快速電車の運転系統である。様々な理由で頻繁に遅延することで有名である。一部電車は青梅線・五日市線・八高線に直通運転するほか、富士急行線に乗り入れ河口湖駅まで運行する電車も存在する。
御茶ノ水駅から三鷹駅までは「中央・総武線各駅停車」と並行する複々線となっている。各駅停車は総武線千葉駅まで直通運転をしており、中央本線の区間でも「総武線」と呼ばれることがある。快速電車と各駅停車はダイヤの接続をしておらず、快速電車のドアが開いた瞬間に、向い側に停車中の各駅停車のドアが閉まる、というような事態が頻繁に起こる。
かつては、早朝・深夜時間帯は、E233系による各駅停車が東京駅～高尾駅・青梅駅間で運行されており、御茶ノ水駅～三鷹駅間は緩行線を走行していた。その時間帯の総武線は、御茶ノ水駅折り返し運転となっていた。しかし、グリーン車導入・ホームドア設置の関係上、2020年3月のダイヤ改正において廃止され、快速と各駅停車が系統分離されることとなった。
また新宿駅工事などで中央線の快速運転が中止された場合などに終日各駅停車のみ運転されることがあり、その時は東京駅発着と総武線直通の各駅停車が交互に運転され、前者については定期では設定がない大月駅・河口湖駅発着の各駅停車も運転される。
東京周辺では歴史的な経緯から「中央線」と呼ぶことが多いが、「快速」と呼ぶこともある。案内では「中央線（快速）」、「中央線快速」などとも表記される。かつては「急行電車」と呼称していたが、有料の急行列車との区別のために「快速電車」に変更されたという経緯がある。なお御茶ノ水駅から三鷹駅間での複々線区間の正式名称は「中央本線（急行線）」であり、「中央急行線」とも表記されるが、前述の経緯ゆえか「中央快速線」と表記されることもある。
最近では中野駅ホームの案内表示などで明示的に中央・総武線各駅停車を「総武線」、中央線快速電車を「中央線」と表記する例も出てきた。
中央線快速電車へのグリーン車サービスの導入（2015年2月発表）
が発表され、当初は2020年のサービス開始を掲げていたが2023年末になり、最終的に2025年3月ダイヤ改正よりグリーン車の連結が行われ、サービスが開始された。（合わせて着席通勤の出来る特急はちおうじ・おうめが廃止された。）
今後の計画
検討中事項
路線図
路線の形状
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至秋葉原駅 |
至神田駅 |
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| 御茶ノ水駅 | |||
| 水道橋駅 | |||
| 飯田橋駅 | |||
| 市ケ谷駅 | |||
| 四ツ谷駅 | |||
| 以降、三鷹駅まで このままのスタンス |
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使用車両
- E233系0番台（通勤特快、中央特快、青梅特快、通勤快速、快速、ホリデー快速おくたま・ホリデー快速あきがわ）
- 209系1000番台（元常磐緩行線所属 E233系0番台グリーン車改造工事で足りない車両を補うため転属 東京～高尾間の運用のみだが、ダイヤ乱れ等で青梅線に入線することもある）グリーン車組み込みも完了した為、2024年10月に運用離脱し、後に北長野に廃車回送された。
関連動画
関連項目
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