FM-7単語

エフエムセブン

FM-7Fujitsu Micro 7)とは、富士通1982年に発売した8bitパソコンとそのシリーズの総称である。
この機種のヒットにより、富士通は先行した日立を押しのけて、NECシャープと共に「8ビット御三家」と並び称されることになる。

概要

前年に発売されたFM-8の下位機種であるが、あまり使われなかった機く一方、プロセッサーが高速化され価格が大幅に引き下げられた。このため、「価格半分、機は倍」などと呼ばれた。
アナログポートとバブルメモリ削除は特に問題にはならなかったが、RS-232Cポートの削除は致命的な欠点になってしまう。拡スロットで増設は可であったが、2つしかなかったため漢字ROMFM音源ボードと取り合いになってしまったのである。そのため、後に漢字ROMRS-232Cを一緒にした日本語通信カードが登場するなどした。

最大の特徴であるデュアルCPU構成はFM-8と基本的には同じであるが、ところどころ良が施されている。PSGも追加され、ビジネスユースを想定したFM-8から一転してホビーユースに強く訴するマシンとなった。

1984年には後継機のFM-77が登場した。キーボード分離となり、フロッピーディスクドライブ内蔵モデルのみが発売された。ただ、FM-7の外付けフロッピーディスクドライブは5インチが既に普及していたものの、FM-77には3.5インチが採用されたため、ソフトハウスFM-7/77向けには二種類のメディアで発売しなければならなくなった。

1985年にはFM77AVが登場した。4096色同時発色という、当時では他に類を見ない驚異的なグラフィックスを実現した。FM77AVマイナーチェンジを繰り返して1988年まで新機種が出続けたが、1989年発売の32bitパソコンFM TOWNSを譲って退場した。

主なラインナップ

FM-7

1982年発売。
上述したように、FM-8から一部機を削減して定価を大幅に下げたマシンである。126,000円とFM-8から半額近い定価となり、それに加えてCPUメインサブ共にMBL68B09にアップグレードされた。当時ヒットしていたNECPC-8801より十万円も安く、しかも高性であったことで人気を呼んだ。これが後の富士通パソコン普及の礎となった。

1984年には廉価モデルであるFM-New7が発売された。互換性を保ちつつ内部パーツ点数を減らすことで十万円を切る価格を実現した。

FM-77

1984年発売。ライバル機であるPC-8801シリーズ同様にキーボードと本体が分離された筐体を搭載した。
本体には3.5インチ2Dドライブが搭載された。
400ラインセットを導入(一部機種は最初から内蔵)することで、他社の上位機同様の400ライン表示を実現できるようになった。

FM77AV

1985年発売。全体的に大幅な強化が行われた。 
まずグラフィック320×200ピクセルで最大4096色同時発色を実現し、「総天然ショック」というキャッチコピーまで付けられるほどであった。
さらに64色2画面、16色3画面にすることで多重グラフィックが可になり、さらに縦方向に1ピクセル単位でのハードウェアスクロールが出来るようになったことで、ゲーム機のようなスムーズスクロールを使ったゲームも登場した。
また、サウンド面でもFM音源YM2203)を採用し、 FM3音+PSG3音へ強化された。
これ以降、FM77AVソフトウェアの標準機となった。奇しくも同年に登場したPC-8801mkIISRと同じ運命をたどることとなる。
直接の後継機はAV20、AV20EXである。

FM77AV40

1986年発売。グラフィックがさらに強化され、26万色表示を実現した(320x200=64,000のため、厳密には最大64,000色同時発色である)。さらにAVでは利用不可能になっていた400ライン表示にも対応している、 また、フロッピードライブも2DDに対応した。

翌年には拡メモリーへのアクセス時にクロックダウンした問題を解決し、4096色2画面表示に対応したFM77AV40EXが発売、1988年には静止画ビデオキャプチャーを標準搭載したFM77AV40SXが発売された。  

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FM-7

1 ななしのよっしん
2010/04/25(日) 19:33:27 ID: UyJLIXz1UB
FM-7の定価は126,000円だと思う
2 ななしのよっしん
2013/10/25(金) 17:04:52 ID: boruNLGSUk
FM-7、7NewがBasic3.0と3.1、77L2/L4がBasic3.5
77AV~がBasic3.3と3.4対応で使えるソフトがちょっと違うのを気をつけないとならなかったんだったか

差はジョイスティック周りだけだった気がするけど
3 ななしのよっしん
2015/01/01(木) 16:27:00 ID: ukq/bxzMLC
このシリーズキーボード挙動が他PC機種と違っててゲーム辛いの何の。
テンキーで移動するタイプだとキーから手を離してもそっち移動したまんまで、
止まるには5キーで任意ストップさせないといけないのが多くて、がつるかと思ったよ。
あれは作り手側の問題なのかそれとも特性でどうしようもなかったのか…

あ、あとBASICで円とか書いた後にカーソル持っていくとなぜか円が消えるの思い出した。
4 ななしのよっしん
2018/12/02(日) 23:39:13 ID: le2i7FbuNo
>>3
FM-7特性です。
 キーボードが「最後に押したキーが何か」しか取得できなかったのです。
今時の言い方だと、Nキーロールオーバー不可、KeyDownイベントのみってですね)
だから、4(左)が一度押されてしまったら、何時キーが離れた事が解らないので左に移動しっぱなしにするしかなかった。
で、移動キーとして使わないであろうん中の5が押されてやっと停止になった訳です。
 同じ理由で、同時押しも不可能なので、右に移動しながらジャンプするときは、右に移動を先行入してからジャンプじゃないとダメだし、
移動の左と上を同時押ししても左上とはならない。
ただし、例外がBREAKキー(ESCの上あたりに存在)で、コイツON/OFFも取れたので同時押しが必要なゲーム(例えば攻撃しながら移動可なら攻撃にBREAKを割り当てとか)で使われてたはず。
 BASICで書いた円にカーソルもっていくと消えるのもHWの制約。
VRAM文字と絵が共通だったので、カーソルキーも絵扱い=絵を描
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