fusianasanとは、かつて存在した2ちゃんねるのトラップ機能である。
概要
名前欄に「fusianasan」を含む文字列を入力すると、その部分がリモートホストに置き換えたものが表示される機能。
1999年9月23日、2ちゃんねるの常連コテハンだった電撃少女のキャップパスが漏洩(このときはまだ旧制で、コテハンと言うだけでキャップがもらえた)してしまい、大量の成り済ましが発生した。この漏洩したキャップパスの文字列が「fusianasan」であった。
これの対策として当時の管理人ひろゆきが名前欄にfusianasanを入力すると リモートホストを表示するように仕様変更した。
ちなみにひろゆきのキャップも漏れており、mokorikomoというものであった。
その後、本来の目的であった成り済まし防止の役目が無くなり、2ちゃんねる初心者を罠にはめる時に使われるようになり現在に至る。mokorikomoは2001年頃に掲示板スクリプトのメンテでなくなった。
トラップの内容は、有名なものに
- 名前欄に「http://fusianasan.2ch.net」と入力すると、裏2ちゃんねるへ行ける。
- 名前欄にfusianasanと入力すればおみくじ機能が使える(なお、おみくじ機能は実在する仕様だが、入力するキーワードは!omikujiである)。
などがある。
なお、このトラップに引っかかった場合ホストの解析結果が貼られるのがお約束。
ちなみに、「山崎渉」と入力しても同様の機能が作動する。
こちらが導入された理由は2003年に同名のコテハン(を称した何か)が暴れたため。
2017年頃に「山崎渉」含めてこの機能は廃止されたため、現在は入力してもそのまま名前欄に表示されるだけである。
fusianasanにまつわる有名な事件
ケース1 毎日新聞
2004年の佐世保小6女児同級生殺害事件の際に、「加害者のウェブサイトが閲覧できる」というトラップが投下され、 毎日新聞社の記者がこれに引っかかる(表示されたIPが毎日新聞社のものであった)。
その翌日、「2ちゃんねるいたずら横行」という記事を掲載。
記者がトラップに引っかかった事は伏せられているうえに、締めは「仕事中になにやってんの」とたしなめた者を「悪質な常連」呼ばわりするというfusianasanトラップについて知識のある者からすれば、逆ギレとしか思えない記事であった。
ケース2 TOKYO MX
2008年6月30日に狼の「Yahoo!ニュースコメント対策委員会13会議室」スレに自称「モー娘。アンチ」が狼に書き込みを残していった。
しかし、狼の仕様について詳しくなかったようで、名無しで書き込みを行ってしまう。
そして、表示されたIPは東京メトロポリタンテレビジョンのものである事が判明。
狼で祭りになったが、この人物は同スレで謝罪を行ったため、 ケース1のように大きな騒ぎにはならなかった。
詳細はここ。
ケース3 TBS
ニュー速+の流産させる会事件についてのスレッドで、流産させる会に関わった生徒の名前・顔写真・住所をうpしたというトラップに引っかかり、TBS社員が引っかかった。
同時にE-mail欄に在住県名を入力させるトラップも含まれており、こちらにも引っかかったためこの社員の在住県まで晒されてしまった。
関連動画
関連項目
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