https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191205-00000005-asahi-soci
NGO「ペシャワール会」現地代表の
中村哲
医師(73)が4日、
突然の
銃弾に倒れた。苦しむ人たちに向き合い、
医師の役割を
超えて
農業支援にも活動を広げていった
中村さん。現地・
アフガニスタンでも高く評価されていただけに、交流があった人たちは「なぜ」と言葉を失った
干ばつにあえぐ大地に
用水路を造り、1万6
500ヘクタールの農地を潤した。現地の住民は
中村さんに「畏敬(いけい)の念を持っていた」という。
「30年以上やって現地の信頼が一番の
セキュリティーだった。(事件は)
アフガンのことを思うとありえないこと」。今後の活動については、「あくまで続けるのが
中村医師の遺志であると思っている」としながらも、「事業を拡大していくのはなかなか難しいのではないか」とも話した。
中村さんは「自分は好きで勝手なことをしているので、
家族には迷惑をかけたくない」と周囲に話していたという