NOVA(nova)とは、
- 英語で「新星」を意味する単語。ラテン語で新しいを意味するnovusが由来。転じて超新星をsuper novaと表記する。
- 株式会社NOVAが運営する英会話学校の名称。ここで解説。
- 日本のレーシングチームおよび自動車エンジニアリング会社。ノバ・エンジニアリングの略称。
- 河出書房新社から刊行されている、書き下ろしのSF短編小説アンソロジーシリーズ。大森望編。
概要
1981年にノヴァ企画(1990年に株式会社ノヴァに改称)が大阪市心斎橋に英会話教室を開いたのが最初。
1986年に東京へ進出し、駅前に教室を開いたことから「駅前留学」のキャッチコピーを付けた。
2001年にテレビ電話システム「ギンガネット」 を開発し、テレビ電話による「お茶の間留学」サービスを開始した。
1990年代前半からテレビCMを放映し始め、農家のおばあさん=農婆がNOVAで英会話を習っているというダジャレや、サラリーマンの鈴木さんが英会話を習う「NOVAの日」に日本語なまりの英語でしか話さないシュールなCMが流された。2002年からはNOVAうさぎが登場、いっぱいきけるうさぎの耳と、いっぱいしゃべれる鳥の口を持つ特徴を持つ。
テレビCMでは「講師は外国人、レッスンは少人数」をキャッチ・フレーズにしていた。少人数レッスンである以上、広告で生徒がたくさん集まれば講師の外国人も増やしていかなければならない(当然人件費も上昇する)はずだが、NOVAには「レッスン代として最初に何十万も払ったのに全然レッスンの予約が取れない」という苦情が殺到した。NOVAは「広告で生徒を集めるが、講師は増やさない」という形で利益を上げようとしたのである。[1]
NOVAは当時の社長が応援する代議士を使ってフロント工作を行い、管轄する経済産業省に口止めをおこなっていたが、2007年に経済産業省が立ち入り検査を行い、新規契約の業務停止命令を出した。その後、講師や従業員への給与の支払いが遅延していることなどが明らかとなり、同年10月に会社更生法を適用して倒産した。同年11月に名古屋のジー・エデュケーションが引き継ぎ「ジーコムNOVA」として再開した。
テレビCMは経営破綻後、一時期姿を消したが、2009年から復活している。
2010年に「NOVA」に戻され、ジー・エデュケーションは自分未来ホールディングス、自分未来アソシエ、株式会社NOVAホールディングスと改称した後、2014年にNOVAの事業部門を分社化し、株式会社NOVAとした。
2016年に、お茶の間留学が復活、パソコンやタブレットを使いインターネットベースのサービスとなっている。
モータースポーツ
旧NOVAにて、1991年にレーシングチーム、SUPER NOVAを結成。現在はイギリスに拠点を置き、GP2に参戦している。現在のNOVAとは一切関連していない。
Jリーグ
2019年10月よりJリーグクラブチームであるいわてグルージャ盛岡の株式を取得。これより同チームの親会社となる。2022年10月にに株式の一部を譲渡。これにより親会社ではなくなるものの、スポンサーとして支援継続の方針。
関連動画
関連商品
関連項目
- EC英会話:札幌市を拠点とする英会話教室(本社は東京)。2006年に傘下となった。
- ジオス:英会話教室。2010年4月経営破綻後、ジー・エデュケーションが事業を承継、同年10月に売却。
- いわてグルージャ盛岡
脚注
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