The Spyとは、マジック:ザ・ギャザリングのコンボデッキの1つである。
概要
このデッキには、土地が1枚も入っていないのが特徴である。ただしPauper版の場合は森が1枚入っているのが普通である。
デッキの回り方
デッキはこのように動く。
- Pauper版の場合、森が手札にないなら土地譲渡を唱えて森を手札に加える。土地譲渡は以下のようなカードである。
あなたの手札に土地カードが1枚も無いなら、あなたは、この呪文のマナ・コストを支払うのではなく、あなたの手札を公開することを選んでもよい。
あなたのライブラリーから、森カードを1枚探す。そのカードを公開し、あなたの手札に加える。その後あなたのライブラリーを切り直す。 - ライブラリーがなくなったので水蓮の花びらや暗黒の儀式などを用いて黒を含んだ4マナを作る
- 欄干のスパイ(レガシー・ヴィンテージなら地底街の密告人でも可)を戦場に出す(地底街の密告人の場合即能力を起動して生贄に捧げるまで行う)。欄干のスパイは以下のようなカードである。
欄干のスパイ/Balustrade Spy
(3)(B)
クリーチャー - 吸血鬼・ならず者飛行
欄干のスパイが戦場に出たとき、プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上から、土地カードが公開されるまでカードを公開し続ける。その後それらのカードを自分の墓地に置く。2/3
- 欄干のスパイの戦場に出たときの誘発型能力(もしくは地底街の密告人の起動型能力)の対象は自分を指定する。すると、能力の解決により自分のライブラリーから土地が公開されるまで公開し続けるが…
- このデッキに土地はないのですべてのカードが公開され、墓地に置かれる
- その後のルートはレガシー・ヴィンテージとPauperでは異なるが、墓地を利用したコンボを決めて勝利する
勘のよい方なら察しがつくと思うが、このデッキは墓地に大きく依存している。このため、墓地対策に非常に弱い。また、ミラーマッチでは対象を相手にするだけで勝手に相手はライブラリーアウトする。なので、それらへの対策は必須である。
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関連リンク
- グランプリ横浜13のヴィンテージサイドイベントのトップ4のデッキリスト このうちの3位がThe Spyである
- 上記デッキリストに関するカバレージ
関連項目
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