きもちわるいから君がすきとは (キモチワルイカラキミガスキとは) [単語記事]

『きもちわるいから君がすき』とは、西畑けいによる4コマ漫画作品である。

まんがタイムきららにて2022年 1月～4月号のゲスト掲載を経て、同年5月号～2025年 2月号まで連載。単行本は全3巻。

あらすじ

高校生の飾磨司と御影依子は中学時代からの両片想いの関係。それは少しきもちわるい愛し方かもしれないけれど、それも純な愛によるものだから。でも、そんなきもちわるい自分で相手を汚したくはない。

——これは尊くて純粋できもちわるい、おもいあいの物語。

登場人物

飾磨司（しかまつかさ）: 主人公その1。中学生の頃、ぼっちだった依子に声をかけて以来一目ぼれする。失敗が多い依子のことから目が離せない。依子のことは結婚したいし家族にしたいと思っているが当然口に出せないでいる。依子に関する突拍子もないきもちわるい誇大妄想をすることが多い。両親と妹二人との五人家族で暮らしている。
御影依子（みかげよりこ）: 主人公その2。中学生の頃は虚無な日々を過ごしていたが、そんな自分にも構ってくれた司に惚れるようになる。司の髪の毛や使用済みスプーンを収集したり私物をこっそりすり替えたりといったきもちわるい行為に及んでいる。きもちわるさで司との関係を壊さないよう自分の中でルールを決めている。一人暮らし。
西宮透（にしのみやとおる）: 司と依子のクラスメイト。僕っ子。学校の人間関係を青春ごっこと見なし、誇り高きソリスト（要はぼっち）を貫こうとする。依子の奇行を知ってしまった結果、彼女の説得に墜とされてともだち（共犯）関係にさせられてしまう。
神戸霧乃（かんべきりの）: 図書委員。文武両道の完璧人間なのだが、人生に退屈さを感じていた。しかし図書室で孤高を貫く透のことが気になってから、彼女に対してただならぬ愛の想いを一方的に抱くようになり退屈な世界と決別する。透を独り占めするべく、騎士（ナイト）として司や依子を彼女から遠ざけようと画策する。
芦屋々々（あしやのま）: 体育教師で陸上部顧問。体育の授業でいつもぼっちになる透のことを気にかけている。生徒想いの優しい教師に見える行動の数々は、過去の苦い経験に基づいたものである。