アイランドエクスプレス四国とは、かつて存在したJR四国のジョイフルトレインである。
それまで四国はイベント用列車はキハ58を改造したカラオケ列車は存在したものの、この時期、とりわけバブル景気での欧風、和風の特別車両が全国的に流行していた中では見劣りする存在となっており、瀬戸大橋線での本州直通が果たされた後の観光列車の目玉として制作された。
種車となったのは50系一般型客車。50系客車をジョイフルトレインとして改造した例はあまり多くなく、この列車以外ではノロッコ号向け客車とノスタルジックビュートレイン、あそBOY用客車がある程度である。
全5両となっており、外観のデザインは元々の小豆色寄りの赤い塗装から四国のコーポレートカラーである水色と青を基調とした塗装に大幅に変更され、1号車、5号車には展望用のデッキが設けられた。但し、車両記号に展望車を示す「テ」は付けられず、オロフ50となっていた。牽引用の機関車には通常入れ換え用途で用いられるDE10を専用塗装にして主に重連で運転されていた。行き先表字幕は常に「アイランドエクスプレス四国」表記で固定。
車内は元の面影が全く無い程に改造されており、全体的に欧風の内装に更新され、シートは360°回転可能なものを装備、またカラオケ用のテレビセットなども配置されている。床下艤装も大幅に変更になり、110km/hでの高速運転にも対応していたほか、全車両に冷房を設けるために発電機も搭載している。
瀬戸大橋開業前には一般型50系と併結して試運転に用いられたこともあった。
こうして完成した四国最初のジョイフルトレインは、好評をもって迎え入れられ、四国のみならず本州でも複数回運転されたほか、1988年のJR1周年記念号(JR各社でリレー運転し日本一周するという企画)では定員不足を解消するために12系を同様の塗色に変更して増結するほどだった。四国内でもほぼ全ての路線に入線しており、線路規格の低い予土線などでも運行実績がある。
1996年には内外装をリニューアルし、特徴的だった斜めのストライプ塗装が廃止されたほか、テールサインのヘッドマークデザインも若干変更された。
しかし、元々の客車の車齢が高かったこともあり、老朽化が進行、1999年5月29日~5月31日にかけての「アイランドエクスプレス四国 ラストラン 四国一周号」で四国一周をした後に廃車された。
後継機としてキハ185系を改造した「アイランドエクスプレス四国II」が同年8月に登場、一部は本列車の設備をそのまま流用している。こちらは展望車は無いものの、車齢が比較的若かったこともあり、初代アイランドエクスプレスを上回る22年もの間活躍し、さらに「四国まんなか千年物語」や「伊予灘ものがたり(2代目)」にも改造、先頭車両の2両は徳島地区の特急列車に使われるなど現在も現役続行中である。
なお、理由は不明だが、雑誌『鉄道ファン』におけるジョイフルトレイン運行情報では、何故かこのアイランドエクスプレスシリーズの情報は一切掲載されておらず、この列車の運行情報は『鉄道ダイヤ情報』など他の雑誌を参照しなければならなかった。現在も鉄道ファン誌では基本的にJR四国の特別列車の情報は掲載されないことが多い。
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最終更新:2024/04/25(木) 16:00
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