オエコモバとは (オエコモバとは) [単語記事]

オエコモバとは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」の第7部「スティール・ボール・ラン」に登場する会話が成り立たないアホキャラクターである。

ニコ百のために走る者はゆるさない…死んでもらうぞ　ジャイロ・ツェペリ法務官

ジャイロを暗殺するためレースに参加した、ネアポリス王国のテロリスト。SBRの2年前にも国王暗殺を企て馬車を爆破し捕らえられており、ジャイロとその父親のことを知っていた。国王は乗っておらず暗殺には失敗したが、巻き添えで子供2人を含む5人を殺害している。獄中で死刑判決を待つ身だったが、隠し持っていたほんの少しの爆薬を看守の耳の中に入れ爆殺、脱獄に成功する。
レース中、アリゾナの砂漠（悪魔の手のひら）を通過したことで、この爆弾を使った特技が後述のスタンド能力へと変化した。

ジョジョキャラらしく格好はド派手。自らのスタンド能力を表しているのか、体中に時計と植物のタトゥーが彫られており、その上からベストとスカートを着用している。よって露出度が高い。両頬には星とボーダーのフェイスペイント、眉の下と唇はストライプに塗られ、顔にはモーニングベールのような網がかかっている。ミスタや吉良（川尻）のように目にはハイライトがない。特によく分からないのは帽子、というかそこから数本伸びた触角のようなものである。これはドレッドヘアーの一部なのだろうか…伸縮するようで、コマによって曲線を描いていたり蟹の足のように曲がっていたりシュルシュルと渦巻いていたりする。
とこんな感じで言葉では形容しがたいので、誰かオエコモバのイラストをもっと描いてくれ。

マウンテン・ティムたちが宿泊するホテルでジャイロ宛の手紙を見つけ出し、ゾンビ馬の存在を知るとそれを入手するため、そしてジャイロを殺害すべく行動を起こす。
マウンテン・ティムに尋問されるも爆発させ、標的をジャイロに移すが、生きていたティムによりスタンド能力の特徴がバレてしまい、自分に有利な戦いをするため逃走する。
戦闘ではジャイロとジョニィを相手に、距離をとりつつ様々なものを爆弾化しながら追い詰めていくが最後はジャイロの機転から鉄球を2発顔面に直撃され敗北。レースをリタイアする。

『触ってピンが飛んだら爆発』…というオレの能力の特徴がヤツらに理解されてしまった…

ぼくのリズムを聞いてくれ
【破壊力:B / スピード:C / 射程距離:C / 持続力:B / 精密動作性:E / 成長性:C】: スタンド像はボロ布をまとったハシビロコウのような姿をしている。スタンドは触れたものに一定の時間で抜ける「部品（ピン）」を取り付け、爆発させる能力。オエコモバ自身から触れても、相手から触られても違いはないようだ。「部品」はごく小さな時計のような見た目で、オエコモバが触れられるものならなんでもあり。人体（皮膚）、ネズミ、水、蜂などあらゆるものを爆弾に変えた。はては煙草の煙までも爆弾化したが、吸いこんで吐き出したモノ、と言っているので、見た目が分かりやすいようにしただけでもしかすると空気そのものを爆発させたのかもしれない。恐ろしいスタンドである。; ただし手榴弾のように「部品（ピン）」が抜けたあとも少しの余裕があるため、爆発する前に無理矢理「部品」を差し戻せば爆発しない。「部品」が抜けないよう押さえつけることもできる。が、触られた場所から汗をかくと「部品」も一緒に流れ出ていくため、逆にピンチになる可能性もある。
同じ「爆弾化」スタンドとして第4部に登場した吉良吉影のキラークイーンとはよく比較されるが、こちらはキラークイーンと異なり複数の物を同時に爆弾に変える事ができる反面、爆発を抑えられる（＝本体の意思一つで起爆できない）点が異なり、どちらも一長一短である。; 珍しい日本語のスタンド名だが、これはオエコモバの名の由来であるアメリカのラテン・ロック・バンドの「San tana(サンタナ)」のカバー曲「Oye Como Va」の邦題である。