サンダー・ドラゴン(遊戯王)とは、遊戯王OCGでvol.7に登場した雷族のカードで、後にカテゴリ化したカード群である。
以下、遊戯王カードWikiより引用を含む。
サンダー・ドラゴン/Thunder Dragon
効果モンスター/星5/光属性/雷族/攻1600/守1500
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。 デッキから「サンダー・ドラゴン」を2体まで手札に加える。
初期のカードとしては珍しい、手札で発動する効果を持つモンスターカード。
レベルが5の為場に出す機会はあまりなく、手札を墓地が主な活躍場である魔法カードのような扱いとなる。
融合モンスターである「双頭の雷龍」へのアクセス手段としてデザインされた効果であり、このカードと融合カードさえあれば即攻撃力2800に繋がる為、他の融合モンスターよりも出しやすい地位を獲得していた。
また、無条件で1枚が2枚になる手札増強効果・2枚のモンスターを無条件で墓地に落とせる墓地肥やし効果としても着目され、古のカードながらも様々な活用法が見出されていた。特に第4期にカオス関連のカードが登場すると、能動的に墓地に光属性を落としながらデッキ圧縮出来る唯一のカードとして、「カオス環境」の一端を担っていた。
そんな裏方の名誉職として長い間渋い活躍していたのだが、10数年が経ち「サンダー・ドラゴン」がカテゴリ化された事で、そのポテンシャルを存分に発揮出来るようになる。
初期カード故にターン1制限が存在しない事が新しい個性となり、また時代を経て増えている多数の墓地メタカードを避けられる「捨てる」というワードのお蔭で、カテゴリそのものに墓地メタが効きにくく、自分が利用し相手に強いる性質を手に入れる。墓地や除外からデッキに戻す事が出来る「雷龍融合」とその融合先の存在により、2回を超えて効果を発動出来る等、フィールドに出る機会は少ないもののデッキのエンジンとして確固たる地位を手に入れた。
カオスとの相性の良さは相変わらずで、カテゴリ全体が光・闇で構成されている為、関連のカードが登場する度に投入が検討されている。
原作・アニメでは、アニメオリジナル「乃亜編」における「海馬vs乃亜」戦、「バトルシティ編」における「海馬vs城之内」戦において海馬が使用した。この効果で同名カードを2枚加え、「双頭の雷龍」の融合召喚へとつなげた。
サンダー・ドラゴンは2018年7月12日発売の「SOUL FUSION」(SOFU)でカテゴリ化されることになり、テーマとしてリメイクされた。
発売後、大会にも出るようになるがそれだけでなく、「封印の黄金櫃」1枚から「超雷龍-サンダー・ドラゴン」を特殊召喚が可能であり、そのため出張セットも出てくるようになった。これによって2018年10月制限改訂で、「嵐征竜-テンペスト」の解放と合わせて「封印の黄金櫃」が制限カードになった。
このカテゴリと相性の良いカードとして、「太陽電池メン」・「孤高除獣」・「闇の誘惑」などが他に挙げられる。
基本的に「手札から捨てて発動できる効果:(1)」と、「除外またはフィールドから墓地に送られた場合で発動できる効果:(2)」を持っており、このテーマの特徴であり、手札から発動する効果は、「雷神龍-サンダー・ドラゴン」の効果トリガーとしても機能する。
雷源龍-サンダー・ドラゴン/Thunder Dragonmatrix
効果モンスター/星1/光属性/雷族/攻 0/守2000
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードを手札から捨て、 自分フィールドの雷族モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターの攻撃力は500アップする。 この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが除外された場合またはフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。 デッキから「雷源龍-サンダー・ドラゴン」1体を手札に加える。
相手ターンでも発動可能な、雷族の攻撃力アップの効果を持っており、効果トリガーとしても使いやすく、守備力も高いため、壁としても優秀。その他、レベル1のため「リンクリボー」を出すことで単純にこのカード1枚しか出せなくても能動的に墓地へ送ることが出来る。「ワンチャン!?」・「デブリ・ドラゴン」などのカードによる補助を受けられるという利点もある。
雷電龍-サンダー・ドラゴン/Thunder Dragondark
効果モンスター/星5/闇属性/雷族/攻1600/守1500
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。 デッキから「雷電龍-サンダー・ドラゴン」1体を手札に加える。 この効果は相手ターンでも発動できる。
(2):このカードが除外された場合またはフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。 デッキから「雷電龍-サンダー・ドラゴン」以外の「サンダー・ドラゴン」カード1枚を手札に加える。
デッキから同名カードを加える(1)効果と、(2)で、「サンダー・ドラゴン」カードのサーチ効果を持っている闇属性サンダー・ドラゴン。
元の「サンダー・ドラゴン」と異なり、(1)効果は相手ターンで発動可能であるため、効果トリガーとしても使いやすく、(2)効果ではサーチ効果を持っているため、除外出来るカードだったり素材にすることで様々なカードを手札に持ってくることが可能であるため必需カード。
雷鳥龍-サンダー・ドラゴン/Thunder Dragonhawk(準制限カード)
星6/光属性/雷族/攻1800/守2200
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。 自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、 「雷鳥龍-サンダー・ドラゴン」以外の「サンダー・ドラゴン」モンスター1体を選んで特殊召喚する。
(2):このカードが除外された場合またはフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。 自分の手札を任意の数だけデッキに戻してシャッフルする。 その後、自分はデッキに戻した数だけデッキからドローする。
蘇生効果を持ち、リロード効果をも併せ持っている光属性サンダー・ドラゴン。
補助的な効果を持つカードで、基本的に墓地や除外ゾーンで困ることがないため、この蘇生効果も発動させやすく、一応持っていて損はない効果くらいだが、手札のリロードが可能である。(1)効果が優秀なため頻度高く使うことになる。
雷獣龍-サンダー・ドラゴン/Thunder Dragonroar
効果モンスター/星6/闇属性/雷族/攻2400/守 0
このカード名の(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。
(1):このカードを手札から捨てて発動できる。 自分の墓地のカード及び除外されている自分のカードの中から、 「雷獣龍-サンダー・ドラゴン」以外の「サンダー・ドラゴン」カード1枚を選んで手札に加える。
(2):このカードが除外された場合またはフィールドから墓地へ送られた場合に発動できる。 デッキから「サンダー・ドラゴン」モンスター1体を守備表示で特殊召喚する。 この効果で特殊召喚したモンスターはエンドフェイズに持ち主の手札に戻る。
手札交換としても優秀だが、(2)効果でリクルート出来る。守備表示になってしまうため攻撃役としては扱えないが、融合素材・リンク素材を持ってこられる点において優秀である。攻撃力2000以上・守備力0の闇属性モンスターのため、構築によっては一部のウィルスカードや「悪夢再び」等の恩恵も受けられる。
通常の融合召喚やその融合素材の指定とは別に手札で雷族の効果を発動したターンに特定のモンスターの組み合わせをリリースした場合に特殊召喚出来るルール効果を共通して持っており、「サンダー・ドラゴン」モンスターならその条件を整うことは容易であり、通常の「融合」や汎用的な融合召喚するカードを必要としない。一応サンダー・ドラゴンではあるがここで紹介していない「双頭の雷龍」については担当ページ参照。
(1)でそのモンスター特有の効果と(2)で破壊を墓地のモンスターの除外に代用出来る効果を持っており、破壊から守ると共に、サンダー・ドラゴンモンスターの効果トリガーとしても活躍する。
超雷龍-サンダー・ドラゴン/Thunder Dragon Colossus(制限カード)
融合・効果モンスター 星8/闇属性/雷族/攻2600/守2400
「サンダー・ドラゴン」+雷族モンスター
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●雷族モンスターの効果が手札で発動したターン、 融合モンスター以外の自分フィールドの雷族の効果モンスター1体をリリースした場合に EXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):このカードがモンスターゾーンに存在する限り、 相手はドロー以外の方法でデッキからカードを手札に加える事ができない。
(2):このカードが戦闘・効果で破壊される場合、 代わりに自分の墓地の雷族モンスター1体を除外できる。
「サンダー・ドラゴン」と雷族モンスター1体での融合、もしくは手札で雷族モンスターの効果を使った後に、融合以外の雷族1体で特殊召喚出来る融合モンスター。
相手のサーチ効果を封じる効果を持っており、このカードでの制圧力は非常に高く、出すのも容易なモンスターである。さらに破壊代用効果も戦闘破壊に対応しており、場持ちも非常に良い。
また、「サブテラーマリス・ボルティニア」や「ネメシス・コリドー」等、【サンダー・ドラゴン】以外でこのカードの特殊召喚を可能とする手段はあるため相手する場合には警戒しよう。
雷神龍-サンダー・ドラゴン/Thunder Dragon Titan
融合・効果モンスター 星10/光属性/雷族/攻3200/守3200
「サンダー・ドラゴン」モンスター×3
このカードは融合召喚及び以下の方法でのみ特殊召喚できる。
●手札の雷族モンスター1体と、「雷神龍-サンダー・ドラゴン」以外の 自分フィールドの雷族の融合モンスター1体を 除外した場合にEXデッキから特殊召喚できる(「融合」は必要としない)。
(1):雷族モンスターの効果が手札で発動した時に発動できる(ダメージステップでも発動可能)。 フィールドのカード1枚を選んで破壊する。
(2):このカードが効果で破壊される場合、 代わりに自分の墓地のカード2枚を除外できる。
「サンダー・ドラゴン」モンスター3体での融合、もしくは手札で雷族モンスターの効果を使った後に、手札の雷族モンスターと、雷族の融合モンスター1体ずつで特殊召喚出来る融合モンスター。
手札の雷族の効果を使うと、相手のカード1枚破壊出来る効果を持っており、この効果にターン制限が存在しない上に相手ターンでも発動可能な「サンダー・ドラゴン」がいれば相手ターンでも発動できる。
また、元々のオリジナルの「サンダー・ドラゴン」がターン制限ないため、手札に「サンダー・ドラゴン」1枚あればデッキの「サンダー・ドラゴン」を1枚ずつ手札に加えることで、2枚の破壊が可能である。
破壊代用効果が戦闘破壊に対応していないが、その分攻撃力や守備力が3200と高いステータスを持っているため、効果と合わせて高い攻撃性能を持っている。
雷劫龍-サンダー・ドラゴン/Thunder Dragonduo
特殊召喚・効果モンスター/星8/闇属性/雷族/攻2800/守 0
このカードは通常召喚できない。 自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。
(1):1ターンに1度、モンスターの効果が手札で発動した場合に発動する。 このカードの攻撃力はターン終了時まで300アップする。
(2):このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時、 自分の墓地からカード1枚を除外して発動できる。 デッキから雷族モンスター1体を手札に加える。
(3):相手エンドフェイズに、 除外されている自分のカード1枚を対象として発動できる。 そのカードをデッキの一番上または一番下に戻す。
「サンダー・ドラゴン」の特殊召喚モンスター。地味に頭が2つで攻撃力が「双頭の雷龍」と同じ。
墓地の光属性と闇属性を1体ずつ除外すれば特殊召喚出来るため、「サンダー・ドラゴン」モンスターの効果トリガーにもなる。これだけなら他のモンスターでもいいのだが一応「サンダー・ドラゴン」カードとして手札に加えることが出来る。
全ての効果が「サンダー・ドラゴン」とのかみ合いも良く、手札発動や除外効果のトリガーに対応するカードで、墓地や除外から1枚デッキに戻す効果も持っていて、効果で高い攻撃力を持てるカードである。
雷龍融合(サンダー・ドラゴン・フュージョン)/Thunder Dragon Fusion
通常魔法
このカード名の(1)(2)の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分のフィールド・墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、 雷族の融合モンスターカードによって決められた融合素材モンスターを持ち主のデッキに戻し、 その融合モンスター1体をEXデッキから融合召喚する。
(2):墓地のこのカードを除外して発動できる。 デッキから雷族モンスター1体を手札に加える。 この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動できない。
基本的にサンダー・ドラゴンの融合モンスターは融合召喚以外でも出せるがこのカードはフィールド・墓地・除外が全て融合素材になり、デッキに戻せる効果を持ち、墓地から除外することで雷族モンスターを1体加える効果を持っている。
この融合魔法で「サンダー・ドラゴン」をデッキに戻すことで、戦力確保や「雷神龍-サンダー・ドラゴン」の効果の弾を確保出来るついでに融合召喚出来る。
百雷のサンダー・ドラゴン/Thunder Dragons' Hundred Thunders
通常罠
このカード名のカードは1ターンに1枚しか発動できない。
(1):自分の墓地の雷族モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターを特殊召喚する。 その後、その同名モンスターを自分の墓地から可能な限り特殊召喚できる。 この効果で特殊召喚したモンスターは、フィールドから離れた場合に除外される。 この効果で特殊召喚したモンスターがモンスターゾーンに存在する限り、 自分は雷族モンスターしか特殊召喚できない。
蘇生カードとしては雷鳥龍がいるため、そのためだけに入れるのはそれと比べて遅いため、効果としては薄いが、可能な限り特殊召喚出来る点を生かしたい。
雷龍放電(サンダー・ドラゴン・ストリーマ)/Thunder Dragon Discharge
永続罠
(1):このカードが魔法&罠ゾーンに存在する限り、 自分の雷族モンスターの効果の発動は無効化されない。
(2):1ターンに1度、自分フィールドに「サンダー・ドラゴン」モンスターが召喚・特殊召喚された場合、 フィールドの魔法・罠カード1枚を対象として発動できる。 デッキから雷族モンスター1体を除外し、対象のカードを破壊する。
このカードを採用することは少ないが、効果の発動を無効化しなくしたり、サンダー・ドラゴンの攻撃性を上げる罠カードである。
轟雷機龍-サンダー・ドラゴン/Thunder Dragon Thunderstormech
◤ ▲ ◥ ◀ ロ ▶ ◣ ▼ ◢
リンク・効果モンスター/リンク4/光属性/雷族/攻2800
【リンクマーカー:左/右/下/右下】
雷族モンスター2体以上
このカード名の(1)の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):このカードがリンク召喚されている場合、 自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、 「サンダー・ドラゴン」モンスター1体を対象として発動できる。 そのモンスターに記された、自身を手札から捨てて発動する効果を適用する。 その後、そのモンスターをデッキの一番上または一番下に戻す。
(2):自分フィールドの雷族モンスターが戦闘・効果で破壊される場合、 代わりに自分の墓地のカード3枚を除外できる。
「サンダー・ドラゴン」の名を持つ、雷族の高リンクモンスター。素材要求が重いので採用されにくい。
(1)効果は、「サンダー・ドラゴン」の手札効果を墓地・除外から再利用する効果。
この効果は、一度使った手札効果の再利用したりターンを跨いだ時に使いたい効果が墓地・除外ゾーンにいる場合に手札に回収する手間を省くことが出来る。「雷鳥龍-サンダー・ドラゴン」等で蘇生した場合はこの効果を使うことはできないが、その場合はリンクマーカー目当ての運用となる。ただしこの効果で注意しておきたいのは、この効果で再利用した効果は手札で発動したことにはならないことである。
(2)効果は、雷族モンスターに実質的に耐性付与を行う効果。
融合モンスターの「サンダー・ドラゴン」には自前で実質耐性付与できる効果を持っており、そちらもフィールド素材から特殊召喚出来るため、そちらとの相性はあまり良くない。他の雷族も守れるところを活かしたい。
天雷震龍-サンダー・ドラゴン/Thunder Dragonlord
特殊召喚・効果モンスター
星9/光属性/雷族/攻3000/守2000
このカードは通常召喚できない。
雷族モンスターの効果が手札で発動したターン、
手札及び自分フィールドの表側表示モンスターの中から、
レベル8以下の雷族モンスター1体を除外した場合に特殊召喚できる。
(1):相手ターンに1度、自分の墓地から雷族モンスターを含むカード2枚を除外し、
自分フィールドの雷族モンスター1体を対象として発動できる。
このターン、そのモンスターは相手の効果の対象にならない。
(2):自分エンドフェイズに発動できる。
デッキから「サンダー・ドラゴン」カード1枚を墓地へ送る。
後に新たに登場した特殊召喚モンスター。
手札で雷族が効果を発動したターンに特殊召喚出来るため、前提条件が超雷龍と近い。また、特殊召喚自体が除外のトリガーになるが、こちらは手札やフィールド上となる。
除外のトリガーにしながらも雷族に対象耐性を持たせる効果は、融合体である2体の耐性を更に強固にする。また、エンドフェイズになるものの破壊耐性に必要な除外要因を墓地に落とすことで用意することが出来る。
サンダー・ドラゴン(遊戯王)に関するニコニコ動画の動画はしばらくお待ちください。
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最終更新:2025/12/06(土) 11:00
最終更新:2025/12/06(土) 10:00
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