『シグマ ハーモニクス』とは、2008年8月21日にスクウェア・エニックスから発売されたニンテンドーDS用ゲームソフトである。
スクウェア・エニックスのゲームとしては異例の、大正時代風の架空の日本が舞台のミステリーRPG。
2010年には、「水泳部 生徒殺害事件」を追加収録した『シグマ ハーモニクス コーダ』をガラケー向けに配信している(現在は配信停止)。
推理ゲームとRPGを融合させた実験作だが、その操作性には賛否両論ある。
ストーリーは、条件を満たすことで解放される「用語集」を埋めなければ全容が伺えないが、独自の舞台設定を活かした奥深い物語となっている。
「音楽」がテーマの1つということもあり、浜渦正志氏によるBGMは非常に好評。
特に、『希望与えし「戌吠の神楽」』や『心奮わす「窮鼠の神楽」』は、度々みんなで決めるゲーム音楽ベスト100にランクインしている。
人の心を乱す逢魔という魔物と、彼らに立ち向かう使い人たちが存在する世界。
使い人の筆頭である黒上家の次期当主黒上シグマと、幼馴染の月弓ネオンは、普通の高校生活を送りながらも使い人として日夜鍛錬を重ねていた。
しかし、ある日世界は突然変容する。シグマとネオン以外の人間が存在せず、封印されていた逢魔が溢れ、荒廃しきったものに変わってしまったのだ。
これが、何者かが過去改変して黒上家を滅亡させた結果だと推理したシグマたちは、事の発端となった黒上家での殺人事件を阻止するため、50年前の世界に向かう。
登場人物の多くは、推理作家や推理小説のキャラクターから名前が取られている。
黒上 シグマ(くろがみ しぐま)
声:小野大輔
本作の主人公。黒上家の次期頭首。「音使い」であり、逢魔が歪めた時間を正す「調律」を行う。
基本的には冷静沈着だが、プレイヤーの推理結果によってはとんでもないポンコツ推理を自信満々で披露しゴリ押しすることも。
月弓 ネオン(つきゆみ ねおん)
声:平野綾
本作のヒロイン。シグマの幼馴染で、月弓家の「札使い」。ドーナツが好物。
神霊を自らの身体に憑依させる「神降ろし」の術を用いて逢魔と戦う。その際、降ろす神霊によって人格が変化することがある。
黒上 静馬(くろがみ しずま)
声:小山力也
50年前の黒上家当主。
黒上 佳子(くろがみ よしこ)
声:小林ゆう
静馬の妻で、黒上家頭首夫人。
仮面の執事
声:藤原啓治
黒上家に代々仕える守人家の人間。仮面の下の素顔は、誰も見たことがないという。
『Harmonia vita』
歌:平野綾
作詞:畑亜貴 作曲:斎藤真也
掲示板
急上昇ワード改
最終更新:2025/01/23(木) 14:00
最終更新:2025/01/23(木) 14:00
ウォッチリストに追加しました!
すでにウォッチリストに
入っています。
追加に失敗しました。
ほめた!
ほめるを取消しました。
ほめるに失敗しました。
ほめるの取消しに失敗しました。