スタン・ハンセン 単語

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スタンハンセン

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スタン・ハンセン(Stan Hansen, 本名はジョン・スタンリー・ハンセン二世 John Stanley Hansen II)はアメリカ合衆国テキサス州ボーガー出身のプロレスラー日本での異名は『不沈艦』『ブレーキの壊れたダンプカー』(いずれも古舘伊知郎による命名)『テキサスの暴れん坊』(海外での異名の一つ "The Bad Man From Borger, Texas" の翻訳か)。海外での他の異名は『Cowboy』『The Lariat』『The Man』。またラリアットの元祖であり、日本でのラリアットクローズライン)の伝師としても知られる。

アメフトで鍛えた2メートル近い大柄な体、口カウボーイハット、と小を立てた手を突き上げるテキサス・ロングホーントレードマーク

来日当初はガイジン=ヒール悪役)の時代であり、ハンセンも1976年ブルーノサンマチノ首折り事件を喧伝されていたものの、ハンセン自身はヒールでもベビーフェイスでもないただのスタン・ハンセンであることを信条とし、器等に頼らずにあくまでパワフルな技の応酬と特徴的なパフォーマンスで勝負してきた。その高潔なファイティングスピリットと溢れんばかりのショーマンシップを以て、偉大なるレスラーへの階段を駆け上る彼の姿は多くの日本人プロレスファンの心をつかみ、同世代のガイジレスラーと共に彼らへの偏見を一変させ、一大外人レスラーブームを巻き起こす原動となった。

その一方で、実は極度のド近眼で、対戦相手は輪くらいまでしか判らず、表情までは読み取れなかったらしい。それが彼のダイナミックかつワイルドプロレススタイルを産み出していた理由の一つであったが、身体中に人工関節を埋め込みながらも、体力的な衰えは見せず常に一線で活躍し続けていた。しかし2000年シリーズ終盤戦で天龍源一郎パワーボムを食らい、プロレス人生初の失神を喫して初めて自身の体力限界を自覚し、「自分に納得のいくプロレスが出来なくなったら辞める」というポリシーに則り、最終戦タッグマッチを最後にスッパリ引退を表明した。現在は地元で子供たちにスポーツを教えつつ、のんびりと過ごしているようである。

ウエスタン・ラリアート

ハンセンの代名詞とも呼べるラリアットで、ここぞというところで用いる勝負技。また日本プロレスにおけるラリアットクローズライン)普及の先駆けとなった技である。使用するときはまず、左腕に巻かれたサポーターを直し(観客のボルテージを上げ)、相手をロープに飛ばす。その後、ロープに振られて戻ってきた相手に対し、助走をつけて打ちを食らわす。後続選手たちによる「繋ぎ技」として連発されるラリアットとは一線を画し、たった腕一本で食らったレスラーが一回転するほど手に吹っ飛んでそのままフィニッシュとなるため、この技はハンセン最大の魅せ技であった。

なお、首折り事件(なお、これがラリアットの初お見えである)の際のサンマチノの頸椎骨折の直接の原因はパワースラムの失敗であって、(来日当時に喧伝されていたような)ラリアットではないが、もともとサンマチノは頸部に違和感を持っていた上、ハンセンがパワースラム後にラリアットを連発したのが骨折を悪化させ、チャンピョンに2ヶ間もの休場を強いたことは疑いない。この件によってハンセンは団体とファンの双方からバッシングされ、アメリカから日本マットに移ることになるのだが、そんな彼を終始擁護して日本行きを勧めたのは他ならぬ(マスコミによってハンセンとの確執が明かされていたはずの)サンマチノであった。ハンセンのラリアットが連発をしないフィニッシュブローとして完成されていたのは、事件の反省からばかりでなく、この時のサンマチノ友情に報いるためでもあったかもしれない。

ラリアット」の項も参照のこと。

ブルーザー・ブロディとの最強タッグ;『ミラクルパワーコンビ』

別名、『超獣コンビ』。外国人レスラー最強タッグとして知られている。二人は学生時代にはアメフト部の先輩後輩であり、同じアメフト部の先輩テリーファンクに誘われて業界入りしたレスラー駆け出しの頃には苦楽を共にし、圧倒的破壊で観客を魅了した。獲得タイトルは『NWA USタッグ王座』、『PWF世界タッグ王座』。ブロディの急逝によって解消。なお、このタッグ日本では一度もピンフォール負けを喫したことがない。→ブルーザー・ブロディ

入場曲;『SUNRISE』

乱闘用のBGMとしてよく用いられ、何かと有名な曲。ハンセンの入場曲として使われるバージョンケニーロジャースの『SO IN LOVE WITH YOU』の出だしと、スペクトラム(邦)の『SUNRISE』をくっ付けたもので、独自のアレンジとなっている。

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