チャレンジ(動画)

チャレンジ(動画)とは、過酷な企画に挑戦する動画企画の一種である。

概要

challenge(チャレンジ)という言葉の通り、さまざまな難題に挑戦してみる動画で『(挑戦する内容)チャレンジ』と動画やサムネイル等に表記されることが多い。
昔から大食いなどのチャレンジ動画は存在していたが、TikTokなどの動画配信サービスにて大きく話題となった。現在では様々なチャレンジ動画が投稿されたり動画を真似する子供が多いが、挑戦する内容は危険を伴うものも多く、事故・事件に発展して死者が発生するケースも多くみられ、様々な国でその危険性について報道されている。

なお、中にはチャレンジに挑戦した結果死亡したことを理由に動画配信サービスを訴える事例も発生しているが、現状認容された事例は存在しない。

チャレンジ例

スカルブレイカーチャレンジ（頭蓋骨粉砕チャレンジ）

対象の両サイドに立った仕掛け人が、ジャンプして着地するより前に対象の足を引っ掛けて転倒させるイタズラチャレンジ。

ディンドンディッチチャレンジ

玄関ベルを鳴らして家主が出てくるよりも前に逃げる『ding dong ditch』で遊ぶイタズラチャレンジ。日本で言うところのピンポンダッシュ。

ブラックアウトチャレンジ（失神チャレンジ）

失神をした後目を覚ますチャレンジ。失神には首を紐状のもので絞める等の手段が用いられる。

ホットウォーターチャレンジ（熱湯チャレンジ）

氷点下の屋外でバケツに入れた熱湯をまき散らして雪にしたり、自分或いは他人に熱湯をかけるなどの熱湯を用いたチャレンジ。

なお、熱湯ではなく氷水を頭から被る『アイスバケツチャレンジ』が存在するが、そちらは筋萎縮性側索硬化症研究の支援運動であり、TikTokで流行ったチャレンジとは異なる。

レフトライトチャレンジ

左右に動いたり、左向き右向きと交互に踊ったらするダンスチャレンジ。

なお、左右どちらかの食べ物をを見えない状態で選んだのちに完食するチャレンジや左右を比較したりするチャレンジなど左右にまつわる別種のチャレンジにも用いられている。

チャレンジ動画が原因で発生した事故・事件

※下記の内容は報道されている事件・事故の一部であり、実際にはもっと多くの事件・事故が発生している。

• ディンドンディッチチャレンジ中の11歳の少年が家主によって射殺(アメリカ・2025年)
• ディンドンディッチチャレンジ中の18歳の少年が家主によって射殺(アメリカ・2025年)
• ディンドンディッチチャレンジ中の10代の少年達が家主によって轢殺(アメリカ・2023年)
• ブラックアウトチャレンジ中の12歳の少年が自らの首をスカーフで締め死亡(イギリス、2025年)
• ブラックアウトチャレンジ中の12歳の少女が自らの首をベルトで締め死亡(アルゼンチン・2023年)
• ブラックアウトチャレンジ中の9歳の少女が自らの首を犬のリードで締め死亡(アメリカ、2021年)
• ブラックアウトチャレンジ中の10歳の少女が自らの首をバスタオルで締め死亡(イタリア、2021年)
• ベナドリルチャレンジ中の15歳の少女がベナドリルの大量摂取(オーバードース)により死亡(アメリカ、2020年)
• ホットウォーターチャレンジ中、10代の子供達が熱湯を浴び大火傷(アメリカ・2019年)
• ホットウォーターチャレンジを仕掛け、対象にされた9歳の弟は熱湯を浴び大火傷(アメリカ、2025年)
• 乾麺を調理せず食べるチャレンジ中の13歳の少年が急性腸疾患或いは消化障害により死亡(エジプト・2025年)
• スーパーマンチャレンジ中、或いはスーパーマンチャレンジを真似した複数の10代の子供が骨折等で病院搬送(北マケドニア・日本・ルーマニア・イスラエル等)
• スカルブレイカーチャレンジを仕掛け、対象にされた10代の少年が頭を地面に叩きつけられ病院搬送(アメリカ、2020年)
• スカルブレイカーチャレンジを仕掛け、対象にされた13歳の少年が地面に叩きつけられ病院搬送(アメリカ、2020年)

関連動画

関連リンク

• 「頭蓋骨破壊チャレンジ」流行で米医師が警告「死に至ることもあり得る」 - ニコニコニュース
• ライブ配信中、視聴者の目の前で男性死亡──「チャレンジ」と称して過激な暴力　フランスで社会問題 - ニコニコニュース
• 「息子の最期の姿を見て欲しい」“抗ヒスタミン剤チャレンジ”で死亡した13歳少年の家族が涙の訴え（米）

関連項目

• ドッキリ
• いじめ
• 事故
• 大食い