ナイトゥルースとは、1996年に発売された日本語崩壊ADVゲームである。
主にSS用ソフトとして発売されたADVゲーム。バブル期の作品らしく有名声優を起用し、全5作という華々しい予定で開発が行われていた。96年8月に第1作『闇の扉』、同年12月には第2作『Maria』が発売されたものの、97年に発売会社バリエ(ソネット・コンピュータエンタテイメント)がレイアップに吸収合併され、第3作『二つだけの真実』が発売されたのを最後に開発中止となっている。
超常の力を持った邪気眼高校生達が怪奇事件に巻き込まれ、日常を取り戻す為に闘うというありがちな作品なのだが、
…と、これまたありがちなパターンのクソゲーに仕上がってしまっている。
しかし、『ナイトゥルース』の場合は最後の項目――テキストのダメっぷりがあまりにも突き抜けており、クソゲーマニアの間では伝説として語り継がれている。
ナイトゥルースのテキストがどれだけ崩壊しているか、『闇の扉』からいくつか抜粋してみた。
舞璃亜の場所まで走り、舞璃亜に追いつくと舞璃亜の肩をつかんだ。
DQNネーム三連発。せめて「彼女」とか「その肩」とか言い換えようよ。
1時間目の授業が終わると、その後、2時間目、3時間目、4時間目と授業が進み昼休みを挟んで5時間目の授業が終わり6時間目の授業が始まった。
ナイトゥルースの代表的な迷テキストといえばこれ。無理矢理水増しした中学生の読書感想文かよ! と突っ込みたくなる。
そう思っていると案の定、水のつぶてが天空から降り注がれてきた。
素直に大雨が降ってきたって言えよ。降り注がれてきたってなんだよ。
俺は、あまりの興奮のあまり大声で怒鳴りつけてしまった。
あまり過ぎ。
だけど、こんなところにいつまでしょうがない。
脱字ってレベルじゃねーぞ。
「とりあえず、この校内に英司とがいることは確かなんだから、取りあえず死因の原因より英司を探すのを先決にしようぜ」
どこから突っ込んだらいいかわからなくなってきた。
トイレ一面を火柱が火の粉を撒き散らしながら照らし出し、その中には狂ったように燃え上がる炎の中で激しく体をくねらせ泣き叫ぶ奈美の姿があった。
緊迫したシーンも文章ひとつで台無しである。推敲って大事ですね。
挙げればきりがないが、呆れるを通り越して「よくこのような文章を3作も世に出したものだ」と感心してしまうレベルである。
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最終更新:2024/05/27(月) 03:00
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