ハガキ職人とは、ネタコーナーが設けられているラジオや雑誌などにハガキを頻繁に送る人のことである。
ハガキ職人という言葉が誕生した歴史は古く、誕生・定着したのは、70~80年代のタレント深夜ラジオ黄金期である。
基本的にネタコーナーにネタハガキを送る人のことを指し、FMラジオや音楽番組で頻繁にハガキが読まれていても、それが普通のお便りであれば、ハガキ職人とは呼ばれない。
何をもって「ハガキ職人」とするかを決められているわけではないが、リスナーや読者からの感覚としては、『毎週その番組を聞いているリスナー(毎号その雑誌の読者投稿ページを読んでいる読者)がペンネームを覚える』レベルというのが一応の目安である。
勿論これに限らず、広義では『面白いネタを考えて送る』という行為自体がハガキ職人であり、読まれる頻度は別にしてなろうと思えば誰でもなれる(名乗れる)ものである。
近年では、番組へのメッセージ送信手段がFAXやメールにとって代わられて来ているが、それでもなお基本的には「ハガキ職人」と呼ばれる(最近では「ネタ職人」などという場合もある)。
それぐらいラジオ業界に定着した言葉であると言える。
現在では、ラジオ番組に限らず、雑誌などの投稿コーナーで活躍する常連読者もハガキ職人と呼ばれることがある。
深夜ラジオではリスナーからの投稿によって成り立っているコーナーが多く、数が多ければ多いほど必然的にコーナーのクオリティは高くなり番組は面白くなる。
すなわち、今や番組の人気が持続するためにはハガキ職人の存在が不可欠となっている番組・時間帯も多いわけである。
番組の寿命が長くなる大きな要因となるのみんなもためらわずどんどんハガキ・メールを送ろう!
また、長い間ハガキ職人として面白い投稿を続けていると、番組関係者や業界人からスカウトされることもある。
これは主に、放送作家として起用するため。新たなネタコーナーのアイディアを一緒に出してもらうのである。
「あのハガキ職人の名前、パッタリ聴かなくなったなー」と思っていたら、その番組のスタッフとして新コーナーのアイディアを練っていた、ということもままある。
放送作家に留まらず、あの秋元康やナンシー関をはじめ、元々はハガキ職人として活躍していてそこから芸能界へ入ったという芸能人も多い。
現在放送業界で働いている元ハガキ職人の一覧。()内は当時のペンネームとは異なる場合の現在の名前、または本名。[]内は主に投稿していた番組や雑誌。
ニコニコ大百科に記事がある人物は太字。
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最終更新:2024/05/22(水) 09:00
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