パトリック・ハイアームズとは英雄伝説 閃の軌跡に出てくる、絵に描いたような小物貴族のNPCである。
性別:男
所属クラス:トールズ士官学院・貴族クラス一年Ⅰ組
所属部活動:フェンシング部
出身:貴族《四大名門》・ハイアームズ家
四大名門の一つ、ハイアームズ家の三男坊。ハイアームズ公爵は中々に気さくな御仁ではあるが、この三男坊はどういうわけか庶民を小馬鹿にしたような鼻持ちならない性格をしている。平民とはいえ所属するフェンシング部の先輩・ロギンスを尊敬しない、(実力の差が開きすぎているとはいえ)平民のアランに手を抜いた立ち回りから一本も奪わせずに勝つなどの、マキアスが嫌ってもいい典型的な旧態依然とした貴族と言えるだろう。
当初は、同じく貴族出であるリィンやユーシスとパイプを作ろうと気さくに声をかけるが、リィンは無関心、ユーシスもそういった思惑に嫌気が差している、という理由で相手にしない。
それら行動や中間試験で《Ⅶ組》に負けたことなどを経た、第三章の実技試験。
パトリック(含めた取り巻き貴族)がそれに参加させろとサラに直談判し、サラも楽しそうという理由で許可を取る。
が、いざメンバーを選んだ際、自分のお気に入りにユーシスやラウラなどがいた場合、「女子や自分と同じ貴族と戦いたくない」との人間嘗めまくった旨で、強制的にリィン、マキアス、ガイウス、エリオットの4人で戦うしかなくなる。おのれ、おのれぇぇぇぇぇぇ! ← ユーシスとラウラで『解らせて』やろうとしたプレイヤーの怨嗟の声。
その時の貴族勢は中々に手強いのだが、リィン達は何とか勝利をおさめる。戦闘後、リィンが心配そうに声をかけたとき、傷付いた貴族のプライド(笑)のためか、リィンのことを「浮浪児」、更にはガイウスに対しては「蛮族」呼ばわりと、貶すような暴言をかましてしまい、プレイヤーから一時期総スカン及び怒りを買うことになってしまった。後述する改心イベント後も嫌っている人がいる辺り、自業自得だが。
以上、色んな意味で救いようのない貴族の腐敗っぷりを象徴する一人だったが、第三章で打ちのめされたこと、ガイウスに諭されたこと、第四章でフリーデル部長にコテンパンに伸されたこと、エリゼとの出会いやリィンの抱える闇を知ったことなどを経て、彼も少しずつ成長していく。
リィン達も彼らを下に見るわけではなく、第三章の中間試験や実技試験、第四章のリィン覚醒などを経て信用に足る相手として見るようになり、騒動でその場に居合わせた彼に事態収拾の手助けを依頼することもしばしば。
彼自身のリィン達を見る目も、『単なる見下して自分を上に見させるべき対象』ではなく、『基本敵対者だが、互いに困った時には手を組んでも良い好敵手』となっていく。リィン「ただし、エリゼとの社交だけは絶対にダメだ。許さん」
特に、第六章での自分の部下――いや、彼と苦楽を共にしてきた執事のセレスタンが悩んでいることに気付き、かといって普段から邪険に扱ってきた以上、あまり深く踏み込めない自身の弱さをまぎらわすべく練習に打ち込んでいたところで――彼を気にかけたリィンを頼ったシーンから、彼を見直したorさらに好きになったという声も多い。これもまた、いつものファルコム? 今回はさすがに意見が割れているようだけど……
学院祭二日目で、エリゼに絡もうとして来るパトリックを華麗に対処するリィンは見もの。うまいことセレスタンさんがごまかさなければ、文字通り『裁かれた』かもしれない。
あと、後夜祭の二周目追加イベント・「特にいない」は絶対に見るべき。セレスタンさん、直球過ぎるでしょう……w
一方、終章の学院防衛線の直前、彼に話しかけると、三男坊とはいえ《四大名門》の一人として事態を見過ごせない彼の勇士を見ることができる。もっとも、ハイアームズ家は作中でも穏健的としてよく話を聞くため、次回作での彼と実家の『すれ違い』も危惧されている。はたして、真相はどうなるか。
結果として、マキアスと同じく性格に難のあるキャラだが、多少なりとも改善の余地が見られる人間というのが総評かもしれない。この度発売が決定した続編で、どう動くのかも注目である。
見切れるP坊
↑上記商品は、シリーズの経緯を知る上では最終的に必要になって来ます。↑
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最終更新:2025/12/05(金) 23:00
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