顔の見分けがつかない美形キャラが多い作品内でも一際美形ぶりが強調されたキャラクターで、彼のプレーのたびに観客席から女性ファンの声援が飛ぶ。
西ドイツ代表選手。
クラブチームではブレーメンに所属。マンフレート・マーガスとコンビを組む。
本戦開始前の練習試合で全日本を迎え撃ち、まだ試合が始まっていないのに翼の力を見抜いてキャプテンだと思い、握手を求めるが、この試合では松山がキャプテンをやっていたため睨まれる。
試合では翼・岬・若林・若島津が不在の全日本を圧倒、前半だけで3点のリードを奪い、後半では次の試合に向けて体力温存のためベンチに下がってしまう。この舐めた態度に激昂した全日本は2点をあげて食い下がるが、結局3-2でブレーメンの勝利となってしまった。
次のイタリアチームとの対戦ではジノ・ヘルナンデスに完封され、0-1で敗戦。
全日本は「自分達を圧倒したシェスターやマーガスでも、ヘルナンデスには手も足も出ない」という場面を見せられ、世界のレベルの高さを思い知らされた。(そのイタリアには「日本と試合をしても得るものが何も無い」と試合を断られるという、あまりも屈辱的な扱いを受けてしまった)
本戦に入ると得点源はシュナイダーに任せ、シェスターはゲームメイクを担当する。
岬が相手でも優位に戦う技の冴えを見せる(この時点での岬は、攻撃力以外は翼に匹敵する優秀な選手であり、その岬でも容易に勝てないシェスターは翼と同レベルの選手だと言う事になる)ものの、若林がドイツ選手達の情報を掴んでいたため動きの癖を見破られてしまう。しかし二度目の対決ではすぐに普段の癖と逆に動くフェイントをかけ、対応力の高さも実証して見せた。
ブレーメンのプロチームに昇格。マーガス、ビクトリーノと共に若林に立ち向かうが、得点はできなかった。「ビクトリーノじゃなくてシュナイダーだったらなあ」と思ったに違いない。
オリンピックでもドイツ代表として出場するが、試合の焦点はカルツ、ミューラー、タイガーボラン、シュナイダー達に集中していてまるで出番が無かった。
優秀な選手なのだが、名前付きの必殺技が飛び交うゲーム内においては地味な存在になってしまい、『キャプテン翼2』からドイツの司令塔は必殺パスを持つゲームオリジナルキャラのメッツァが務めることになってしまう。
本来のポジションを奪われたシェスターは『3』で別方面への才能を開花させた。
フランスで個人技を学び(シャンパンサッカーと称しているが、本当はシャンパンサッカーとは素早いパスワークの事だったりする。この「シャンパンサッカーという個人技」という間違いは原作からあり、テクモ版は原作を踏襲した設定である)、分身を回転させながらボールを奪う必殺ディフェンス、スパイラルパスカットを会得。その異様な挙動はゲルマン忍術と呼ばれる。
名前はパスカットと言っているのだが、その能力があまりにも高いためにネオサイクロンやライトニングタイガーはおろか強引なドリブルでもパスカットでボールを奪ってしまう超人と化し、もはや「スパイラルなんでもカット」である。シェスターに接触されたら何をしてもボールを取られてしまうため、絶対に接触を避けるべき難敵となった。
また、序盤戦ではなぜか彼のイメージに合わない「敵を吹き飛ばす通常シュート」を使うが、本編のドイツ戦ではこの強化処理は為されていない。恐らく、シェスターのシュートが強化されたのでは無く、自軍GKのジュストが弱すぎて勝手に吹っ飛ばされているのだろう。
凄まじいパワーアップを遂げたシェスターだが、なぜかオールスターモードでは選出できない。
海外組でチームを組もうとするとDF不足に悩まされてしまうため、「ここでシェスターが使えたら……」と惜しむ声は多い。
『翼4』ではさすがに異常な守備力は無くなり、『5』ではスパイラルパスカット自体が無くなった。代わりにドリブル技「フラミンゴクリップ」を修得。守備の専門家からゲームメイクへと戻ってきたわけだが、ゲーム内では印象に残る技だっただけにスパイラルパスカットの消滅は惜しまれる。
テクモ版に続いてドイツの新キャラクター、コルネリアス・ハイネに敗れて中盤の中軸の座を奪われてしまう。そのためハイネに嫉妬しかけるものの、彼の実力を認めて賞賛している。
イタリア、フランスなどにはチームの弱点を補う新キャラクターが設定されたのだが、なぜかドイツは有名なキャラがいるところを押しのける形で新キャラが投入された。タイガーボランのデビュー前倒しではいけなかったのだろうか。
ドイツは中盤が弱点なのでそれを補うためという旨の開発者インタビューがあったのだが、シェスターから見ればあまりに酷い扱いである……。だったらスパイラルパスカットくれない?
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最終更新:2025/12/16(火) 10:00
最終更新:2025/12/16(火) 10:00
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