ポブルセン 単語


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ポブルセン

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ポブルセンとは、テクモ版「キャプテン翼シリーズ登場人物である。

ヘっ、あまちゃんが!概要なんてようはかてばいいんだよかてば!

キャプテン翼IV」で登場した、ドイツ代表の選手。クラブチームでは若林と同じハンブルガーSVに所属する。
ポジションハンブルガーSVではFW、ドイツ代表ではMFの位置にいる。
高いシュート力と突破力を誇り、時にはシュナイダーに勝るとも劣らない活躍を見せつける恐ろしい選手である。

必殺技はドリブル技のフレームドリブルシュート技のマーダショット
共にふっとばし属性を備えており、こちらのガッツを大きく削ってくる厄介キャラ

もともと外見で見分けが付かないキャラが頻発する(そのためゲーム版では色違いキャラを多数出す事ができる)作品だが
彼の容姿はシュナイダーに非常によく似ており、後ろの長さがわずかに異なるくらいで、一緒に登場すると非常に見分けが困難
せめて人相が悪という特徴でもあれば分かりやすかったのに。
さらにフライハイトカペロマンまで加わると本当にもうなのか分からなくなる。
3のシュナイダーカペロマンの時点ですでにややこしかったのになぜ二人も足すんだ。

――しかし、それらよりももっとインパクトの強いのが、彼の性格だと言えるだろう。
一言で言えば問題児である。ここまで凄い原作にも、テクモ版のここまでの作品にもいなかった。
初期の日向や同作のストラットマウリシオなんてじゃないレベルで酷く、「サッカー紳士スポーツである」という根本を揺るがすほどのキャラとなっている。

殺人サッカー

まず必殺技名前でいきなり分かると思うがマーダー(殺人ショットである。ゲームボーイ版には殺人タックルというもっとストレート名前の技があったが
原作漫画にも「明和特攻スライディング部隊」を筆頭に、コンクリートを破壊するタイガーショットや実際にヘルナンデスを負傷させたネオタイガーショットなど「これ喰らったら相手は死ぬんじゃないか」というレベル強力シュートシュナイダーの「相手のボールを蹴り込んで中に吹き飛ばす」技、強引なドリブルハリネズミドリブルストレートなどなど、まさに「サッカー格闘技だぜ!」と言わんばかりの恐ろしいプレーが枚挙にいとまいが、これらはあくまでも「しい接触プレー」などの範疇である。……だよね?
一度日向が「森崎の顔面にシュートを喰らわせてボールへの恐怖心を植え付ける」という手段に出た事があったが、これすらも「サッカー試合勝利するため、試合を有利に進めるための心理作戦」であって森崎個人への悪意い(だから、代表チームに選ばれた日向森崎の間には、日向松山のような轢はかった)。
台風が迫る沖縄シュート練習とか、崖の上から巨大な岩石を落としてボールをキャッチしろという常人なら明らかに命の危険がある練習方法も存在するが、この程度では日向ミューラーは死なないので大丈夫である。……と思う

これほど凄まじい原作漫画、それをパワーアップさせたゲーム版においても、明確に相手の殺的としたプレーを行うはポブルセン以外に一人もいない。直撃したら明らか殺人レベルと思われるリーサル(致死性)ツインとか、シュートの時にてめえのどてっぱらをえぐってやるぜ!!」だの「砕け散れぇぇぇっ!!」だの叫ぶは他にもいるが

私怨と怨念のサッカー

……そして、その恐ろしいプレースタイルの原動力が筋違いな逆恨みであること、さらにはその対主人公大空に向けられていることが彼の暴性を際立たせる。

かつて自分の力を売り込みにサンパウロFCへとやってきたが、テストを見たロベルト本郷からサッカーを全く楽しんでいなかった」という理由で入団を断られてしまう。以来南米チームには敵愾心を剥き出しにするようになる。
特に同じく外国人でありながらサンパウロに身を置いている大空に対しては「オレじゃなくててめえを認めたブラジルの連中に後悔させてやるぜ!」「オレと契約しなかったサンパウロ!そこのエースを潰して後悔させてやる!」全に筋違いな悪意を剥き出しにする。

顕著なのがジャイロカップ編で、に対して死ねツバサ!」「くたばれツバサ!」という明らかに非紳士的な発言をかましてくる。おまけにどちらのセリフの時もを吹っ飛ばしていくため余計に印を悪くしている。更に後者では吹っ飛ばした後に「へっ、甘ちゃんが!サッカーなんて要は勝てばいいんだよ勝てば!」と抜かす。そして試合後も謝罪は一切なし。それどころか「次はオランダアルゼンチンか。ふん、ツバサめ!てめえの未熟さを思い知れ!」と捨て台詞まで吐く始末。(この後に戦うオランダゲーム最強の戦力を持っているラスボス格で、自分には勝ててもオランダには勝てるわけがいと考えている)

ヨーロッパ遠征編ではハンブルガーSVストライカーとして、チームメイト若林と共に登場。
こちらでも似たような言動をとってを攻撃してくるが、からは「そんなみ根性でサッカーをするな!」というド正論を食らってしまう。

キャプテン翼4には様々な人物がの前に現れる。尊敬すべきプロの大選手たち、同僚に大怪をさせてしまい性格が荒れていたチームメイトサッカーを金けの手段としか考えていない男、逆にチームのためにプレーを続ける名選手、実力のピークは過ぎているが長年の経験でを教え導いてくれる先輩、才はあるがチーム内で孤立してしまう後輩などなど、本当に多種多様な人々との出会いが少年から大人へと成長させていく。
……が、その中にあって、ただただ理不尽な悪意と敵意を叩き付けてくる人はこいつしかいない。作中においても非常に際立った印を与えてくれる。純大空ファンからは相当な反感を買う人物だった事だろう。

改心の様子は無し

特徴の3つめは、これほど酷い言動を取っていながら試合後に反省も改心も全くしない事である。

同作品には問題行動を取る人物が他に二人いるが、そのストラットマウリシオの両名ともと共にプレーを続けるうちに心を入れ替え、ストラットは良きライバル、そして本来のチームに復帰した後には強力なラスボスとなり、マウリシオを慕う後輩としてチームプレーの和に入って行く。つまり彼らの初期の態度は「最終的に変わって行くための前振り」であったわけだが、と触れ合ったのに何の成長も反省も見せない全な悪人はポブルセン35億円の男しかいない。

ヨーロッパ遠征編では試合後に何か言いたげな姿を見せるのだが、結局何も言わないまま終わってしまう。
普通ならこれが改心フラグの第一歩のように見えるのだが、ポブルセンはそこまでで終わってしまって意が語られない。
若林はポブルセンについて「根はいいヤツなんだがな」とフォローしているのだが、その「根はいい」であるという姿が作中で描かれることはい。そのため「若林はいったい何を言ってるんだ?」とか「心にもフォローでその場を取り繕っただけ」にも見えてしまう。

ポブルセンの本来の性格(ブラジル南米チームが絡まない状況での性格)はいったいどういう人物だったのか?(「全くサッカーを楽しんでいない」というロベルトの評があるが)
彼がドイツ代表としてブラジルと戦っていたらどんな試合になったのか?
そして何より、ロベルトが彼をサンパウロに入団させていたらここまでむことはかったのではないか?チームメイトになっていたらストラットマウリシオのように徐々に改心して行ったのではないか?ACミランと戦う時にあれほどの苦戦が少しは緩和されたのではないか?
などの疑問点が作中で解決を見ることはかったのである。

4で悪印を与えておいて続編の5で改心が描かれる……と言う事もく、キャプテン翼5にポブルセンは登場しなかった。
あまりに印が酷すぎて続投を阻まれてしまったのか、大多数のテクモオリジナルキャラと同様に大人の事情で消え去ったのかは分からないが、とにかく彼は悪印が消えないまま、そしてわずかな改心フラグの兆だけを垣間見せたまま表舞台から消えていった。

後の評価

明らか大空ファン、ひいては原作ファンを敵に回すような性格のキャラであり、ゲーム発売当時は相当嫌われたであろうポブルセン。だが、その評価は大空ファンの好意を集めることができるキャラクターであったからこそである。

後の漫画版続編では「なんでもかんでもが活躍するだけになってしまった」「登場人物がみんなと褒め讃えるばかりになってしまった」という構図が残念がられるようになってしまい、それについてテクモ版ではに敵意を向けるキャラクターがいた」と引き合いに出される機会が出てきたのである。

ポブルセン自体は決して善人として描かれてはおらず、純の技量を競い合う良きライバル関係でもい。
それなのに、まさかがポブルセンよりも嫌われる時代、「を攻撃しているから」とポブルセンがもてはやされる時代が来てしまうとは、当時では全く考えられなかった……。

つぎはオランダか関連項目か。ふん、ツバサめ!てめえのみじゅくさをおもいしれ!

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