ヘロニモ・フランスアとは (ヘロニモフランスアとは) [単語記事]

ヘロニモ・フランスア（Gero nimo Franzua、1993年 9月25日-）とは、ドミニカ共和国出身のプロ野球選手（投手）である。

概要

ピッツバーグ・パイレーツ　マイナー
ヘロニモ・フランスア Gero nimo Franzua
基本情報
国籍	ドミニカ共和国
出身地	ラ・ロマーナ州
生年月日	1993年 9月25日
身長体重	186 cm 103kg
選手情報
投球･打撃	左投左打
守備位置	投手
プロ入り	2011年アマチュアFA
経歴
セナペック高カープアカデミー広島東洋カープ(2018年-2022年) 派遣歴高知ファイティングドッグス(2016年)
プロ野球選手テンプレート

2014年に同じドミニカ共和国にあるカープアカデミーの門を叩いた。育成リーグ時代の成績は3年間通算37試合登板、1勝9敗。

カープアカデミーで練習を重ね、2014年秋には広島東洋カープに練習生として派遣された。この年以降、キャンプシーズンになると、いつの間にかカープのキャンプで一緒に練習している常連だった。
2015年は肩の怪我で全く投げられない状況に陥り、一時は野球を辞めるまで思い詰めて悩んだが、リハビリを続けた。カープもその素材を見放すことなく育成を続行。

2017年はアイランドリーグ派遣はなかったが、アカデミーで鍛錬を続けて4度目の秋季キャンプに呼ばれることとなった。

粗削りながら年々速球に威力が増してフォームも整ったため、2018年のシーズン開始前に広島東洋カープと育成契約を結ぶ。

2018年、二軍でも好成績を収め5月20日に支配下登録。背番号は96。5月26日の対中日ドラゴンズ戦で初登板したが、4回3失点で勝敗はつかなかった。6月26日の読売ジャイアンツ戦でロングリリーフ登板、5イニング被安打1、無失点でプロ初勝利をマーク。オールスター明けの後半戦からリリーフとして本格始動、カープ長年の泣き所だった左腕リリーフに流星の如く現れた救世主となった。8月にプロ野球記録タイとなる月間18試合登板を達成し、月間防御率0.51で月間MVPとなった。最終的に47試合に登板し、3勝4敗1セーブ19ホールド、防御率1.66、65イニングで81奪三振と、驚異的な奪三振率（と、登板数）に安定感で終盤のリリーフを支え、広島史上初となるセ・リーグ3連覇に貢献した。

2019年は中継ぎとして登板していたが、中崎翔太の不調を受けて抑えを務める。67試合に登板し、8勝6敗12セーブ18ホールドを挙げた。

2020年は開幕当初は安定感を欠いたが、7月下旬からクローザーに定着。53試合で2勝3敗19セーブ7ホールドを挙げ、リリーフ陣の柱としてフル回転した。

2021年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で来日が遅れ、2月に日本に着いてキャンプを二軍で過ごしたが、3月9日に右膝内側半月板部分切除を受けた。リハビリもあり8試合の登板に留まった。

2022年はわずか3試合の登板に終わり、オフに自由契約となった。

常時セットポジションの柔らかいフォームから左腕をしならせて、最速159km/hの豪速球とチェンジアップ、カーブ、スライダーで三振を取っていく。