ポケモン不思議のダンジョン赤/青の救助隊とは (ポケモンフシギノダンジョンアカアオノキュウジョタイとは) [単語記事]

概要

2005年 11月17日発売。「赤の救助隊」（GAMEBOY ADVANCE）、「青の救助隊」（Nint end oDS）。

(STORY)
ある日突然、人間からポケモンになってしまった主人公。
自分が人間であったこと以外の、過去全ての記憶を失うも、友達（パートナー）となったポケモンと
救助隊を結成して活動していくうちに、自分がポケモンになった理由を探っていくことになる。

登場ポケモンは発売当時に存在していた386種類全てを網羅、当時未発売だった「ダイヤモンド・パール」に登場するポケモンも一部ゲスト出演している(ウソハチ、マニューラ、マネネ、ゴンベ、ルカリオ)。

主人公となるポケモンは以下の16体の中から心理テストによって1体に決定され、そのポケモンとタイプが異なる残りのポケモンからパートナーを選出できる。ただしパートナーに選べない主人公限定のポケモンも存在する(※で表記)。灰色№は救助隊限定の主人公候補で探検隊では除外。緑№は空の探検隊で候補に再登場。

001	004	007	025
フシギダネ	ヒトカゲ	ゼニガメ	ピカチュウ
152	155	158	052
チコリータ	ヒノアラシ	ワニノコ	※ニャース
252	255	258	300
キモリ	アチャモ	ミズゴロウ	※エネコ
054	066	104	133
※コダック	※ワンリキー	※カラカラ	※イーブイ

システムは従来の不思議のダンジョンと同じターン制で、他作品に登場した矢、草、巻物、杖、腕輪といった道具がいし、トゲ、タネ、たま、スカーフ、リボンに置き換えられている。武器・盾がない代わりに、わざが存在し、レベルアップで防御力が上がる仕様になっている。

わざは名称、タイプや覚える種族は本家のポケットモンスターほぼ変わりないが、PP・効果・範囲は独自のものに変更されており、同じ技を複数覚えられるという救助隊だけの特異なシステムも存在する。わざは専門の施設や道具を利用して連結すると、繋げた複数のわざを1ターンに全て繰り出すことができるが、代償として腹減りが起こる。1度でも技を当てて倒した敵の経験値は2倍、連結技を当てると3倍になる。

不思議のダンジョンでお馴染みの満腹度は「おなか」の名で存在し、作品によっておにぎりやパンだった主食が、本作ではリンゴとなっている。副食のグミを食べるとポケモンのかしこさが上がり、これによって特性とは別に様々なパッシブスキルを習得することができる。中には壁を体当たりで破壊し、水路や谷を通過できるという、ゲームバランスを崩壊させるほど強力なものもあった。

本作にはモンスターボールが存在せず、敵ポケモンをリーダーが隣接して倒すと、一定確率で起き上がり仲間にすることができるという、トルネコの大冒険3に近い仲間システムが存在する。ダンジョンから出てもレベルがリセットされないが、エンディング後に出現する一部のダンジョンではレベル1に戻され、かしこさも初期状態になり、従来の緊張感を味わうことができる。

パッケージによる相違点

GBA版「赤の救助隊」とDS版「青の救助隊」
ダブルスロット連動により赤→青のみ主人公チームを送り込んでのCPU vs 手動の擬似対戦が可能である。
また対応ハードの仕様上、音源/音質の違い、タッチ操作の有無、操作ボタンの違いは存在した。
その他は出現ポケモンや出現率、一部の道具などが異なるだけでストーリー上の相違は全く無い。

青の救助隊初期バージョンの不具合

『青の救助隊』の初期バージョンは、ダブルスロット機能に関して致命的な不具合があった。
その不具合内容というのが、ダブルスロット状態のGBA ソフトのセーブデータが消去されてしまう場合があるというもので、赤の救助隊以外のソフトは迂闊にダブルスロット状態にしておくと、知らないうちにセーブデータに被害が出る可能性がある。
後に修正版が出回るようになったが、中古品では修正版かどうかの判断は難しくなるため注意。
特に『ロックマンエグゼ』シリーズでは、他社作品ながらFAQにこの不具合の注意喚起が出されている。