マテガイ 単語

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マテガイ

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マテとは、二枚貝綱マテガイ科に属するである。

概要

日本では東北以南のに分布し、食用となる。

独特の細長い殻を持ち、一見するとひとつの筒のようにも見えるが、これでもれっきとした二枚貝。実際に触ってみたり、調理したりすると二枚貝であることがよくわかる。

に1mほどの深さの細いを掘って暮らしており、から管を出してプランクトン類を捕食する。この管には節があり、敵に襲われたり驚いたりすると容易にちぎれて取れてしまう。要するにとかげしっぽのようにここを切除することで本体が逃げる算段であるが、そのぶん管はよくに住むたちの格好の餌として食べられてしまうようである。

マテ貝掘り

マテは巣深くに潜っており、これを普通手などで掘り起こすのは容易ではない。そこで、独特の採取方法が用いられる。

の表面を鍬やスコップなどで少し削ると、マテが現れる。ここに食塩を入れると、塩分濃度が急に上昇したことに驚いたマテが飛び出してくるので、ここで殻をしっかりと摘まみ、ゆっくりと引き上げる。
マテ必死抵抗するが、ここで急いで引き抜くと足がちぎれてしまうため、マテの引きが弱まったタイミングで抜き上げ、また抵抗するなら理をしない……というように、を釣る時と同じようにして引き抜いていくと全部採れる。
上級者はマテが飛び出してくるタイミングに合わせて引き抜くことで、非常に素く採取できるらしいのだが、難しいのでまずは飛び出してくるのをよく見て、掴めそうな時にしっかりと掴むとよい。殻部分が大きく露出しないときは、ごと掴むようにすると殻を掴める。
たまに違う生物だったり、マテでもちゃんと出て来なかったりすることもあるので、そういうときは他を当たろう。だが、たまに時間差で出てくることも。

慣れると結構簡単にたくさん採れるため面い。潮干狩りターゲットとして家族でマテを掘りに行く人も多い。
を手で入れると狙いを外しやすく、にたくさんついてしまうため、食堂ドレッシングを入れているような細い口を持つ容器や、あるいはそのものずばりマテの殻などをスプーンとして使うと入れやすい。

料理

形が奇妙で、なおかつ殻を開けると何かの危険な寄生虫の拡大写真みたいな見たをしているが、がなく非常に美味なである。アサリと違って、身が大きく抜きもしやすい(サイトによっては「抜き不要」としているところもある)のも高ポイント

がないため茹でや煮付け、アヒージョなど大抵の料理で賞味できるが、最もポピュラーなのがバター焼き。調理が簡単かつ短時間でありながら、食欲をそそるバターの香りと絡まるマテの濃厚なうまみを存分に味わうことができる。ニンニクを効かせても◎。ワインと一緒にどうぞ。

関連動画

関連静画

関連項目

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掲示板

  • 1 ななしのよっしん

    2020/10/05(月) 21:55:28 ID: sGzfyCD7yO

    スーパーで剥き身を売ってるのを買って調理した事があるが、身はすっかり強り味も薄く、ひでえもんだった。
    潮干狩り辺の業者からフレッシュなのを買うなどしないと楽しめないのだろうな。

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