ミラアルクとは、テレビアニメ・戦姫絶唱シンフォギアXVの登場人物の一人である。
パヴァリア光明結社の元・構成員。
完全なる命を求めていた結社のスローガンに基づき、神話や伝説上の怪物の再現を目指して作られた実験体にして、失敗作。
飛行能力による機動性と、強化された膂力を武器と駆使するばかりか、その双眸(ステンドグランス)に宿る精神摩耗(マインドフレイア)の輝きにて、攻め手搦め手を多彩に織り交ぜる。
あえて露悪的に振る舞うが、それは仲間に極力手を汚させたくないから。
反面、仲間と認識しない手合いであれば、どこまでも情を殺して相対できる。
オーストリア、シュタイアーマルク州出身。
旅行で訪れたスロバキアにて
会員制拷問倶楽部にかどわかされた被害者。
その後にパヴァリア光明結社の辺境支部に卸され、実験体として扱われる。生命操作による、
神話や伝承に見られる化生・怪異の再現過程にて生まれ落ちた試作であり、
予定された「ヴァンパイア」に至らなかった失敗作でもある。それでも外套状に身体を覆う
バイオブーステッドユニット「カイロプテラ」には、
飛行ユニットとして機能する他、
腕部や脚部をピンポイントに強化して怪力を発揮する等、
かつてヴァンパイアを目指していた名残がいくつか確認できる。
――「戦姫絶唱シンフォギアXV」公式サイトより
パヴァリア光明結社の残党の一人。
蝙蝠のような羽根に鋭い八重歯、尖った耳といかにも吸血鬼然とした風貌をしている。
モデルとなったのはおそらく『怪物くん』に登場するドラキュラ。
一人称は「ウチ」であり、語尾に「~だゼ」を付けた口調で話す。
またお礼を伝える際に「あざまーす」と言うことがあるが、これは上述のドラキュラが語尾に付ける「ザマス」をもじったものと思われる。
戦闘能力は過去作の敵と比較しても数段劣り、劇中では通常ギアの風鳴翼にタイマンで押し負けているが、自身の弱さを自覚しているが故に如何なる非道も厭わない残虐性を秘めている。
ヴァネッサとエルザのことは家族と認識しており、2人は何をおいても守るべき存在であると考えている。一方で上述の悲惨な過去の反動か、それ以外の人間に対しては冷酷なまでの仕打ちを見せる。
第1話ではエルザと共に南極で装者とカストディアンの棺との戦闘を偵察しているだけだったが、第2話で本格的に行動を開始。
大量のアルカ・ノイズを伴って突如翼とマリアのライブを襲撃し、かつてのツヴァイウィングのライブを彷彿とさせる殺戮劇を繰り広げる。
さらに翼の眼の前でファンの少女を惨殺、怒りに吠え猛る翼に対して精神摩耗(マインドフレイア)を仕掛け、去り際にはダメ押しのアルカ・ノイズで会場ごと破壊し尽くすという完膚無きまでの絶望を翼に叩きつけた。
会場には約10万人の観客がいたが、この惨劇の犠牲者は第3話時点で7万人を超えており(確認できる範囲のみ。今後さらに増える可能性大)、サンジェルマンが数百年をかけて重ねた生贄と犠牲の数(73,808人)をたった一晩で超えたものと推察される。
余談ではあるが、中の人は上松範康およびElements Gardenが楽曲を手がける『BanG Dream!』で主演を務めている。シンフォギアXDがバンドリとコラボした数ヶ月後(XVが放送延期しなければほぼ同時期)にこのキャスティングをしてくるのだから、スタッフもなかなかの鬼である。
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最終更新:2024/12/25(水) 10:00
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